こむら返りと肉離れの見分け方や違いについて

2023.2.20 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事

運動しているときはもちろん寝ている間にも起きてしまうこむら返り。同じように運動中や日常生活で突然強い痛みに襲われる肉離れは、症状が似ていて間違われてしまうことが多いです。

本記事では、こむら返りと肉離れの見分け方や違いを詳しく解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. こむら返りと肉離れの見分け方
  2. こむら返りとは
  3. 肉離れとは
  4. 小林整骨院で出来ること
  5. まとめ

こむら返りと肉離れの見分け方

同じように痛みを生じるこむら返りと肉離れですが、簡単な見分け方があります。

こむら返りは筋肉の痙攣によって筋肉が収縮するため、力を抜くことができなくなります。一方肉離れは筋繊維の一部が断裂して痛みを感じるため、断裂した箇所には力が入りません。

また、こむら返りは発症しても数分すれば痛みが消えますが、肉離れはすぐに痛みが取れず、完治までに時間がかかるという特徴があります。

こむら返りと肉離れを間違わないように、次の章からそれぞれの特徴を見ていきましょう。

こむら返りとは

血行不良 ふくらはぎ

こむら返りは運動中や睡眠中に起こる筋肉痙攣のことです。よく「足がつる」といいますが、この状態がこむら返りと呼ばれます。

こむらとはふくらはぎの別名です。こむら返りは足の裏、太ももなどでも起きますが、ふくらはぎに起こることが多いためこの名称で呼ばれています。

こむら返りの症状

こむら返りが起きると、特定の箇所の筋肉が痙攣を起こして強い痛みに襲われます。ただ症状が出るのは一時的で、数分すると自然に治るのが特徴です。

運動中や睡眠中に起きることが多く、年齢に関係なく起きますが、妊娠中や高齢者は発症しやすいといわれています。

こむら返りが起こる原因

こむら返りが起きる原因は、水分不足やミネラル不足、冷え、オーバーユースによる筋肉の緊張などです。頻繁にこむら返りが起きる場合は病気が原因の可能性もあるため、医療機関を受診するようにしてください。

こむら返りが起きたときの応急処置

こむら返りが起きた場合は、痛みを感じている箇所をストレッチしてしっかり伸ばしましょう。

ふくらはぎで起きた場合は、痛みを感じるほうの脚を前に出して、つま先を持ち軽くゆっくりと引っ張ってみてください。その後、ふくらはぎ全体を優しくマッサージします。ほかの箇所で起きた場合もストレッチをして優しくマッサージしましょう。

ただし、こむら返りが起きたときに無理にストレッチをすると、肉離れを起こしてしまう可能性があります。必ず無理のない範囲でゆっくりとストレッチするようにしてください。

肉離れとは

肉離れは、筋挫傷とも呼ばれる筋肉のケガのことです。筋断裂の一種ですが、肉離れの場合は筋繊維の一部が断裂した状態を指しています。

肉離れが起きやすいのは、ふくらはぎや太ももですが、筋肉がある箇所なら、どこでも起きる可能性があります。

肉離れの症状

肉離れは患部に強い痛みが生じ、力が入らなくなるのが特徴です。ブチッという音が聞こえるケースも多く人によっては患部が内出血して変色したり、くぼみができたりすることもあります。

重度の場合は動けなくなるほどの激しい痛みを生じますが、軽度の場合は違和感を覚える程度で自覚症状がないケースもあるようです。

肉離れが起こる原因

肉離れが起こる原因は瞬発的な動きを行ったことによるものが多いです。ジャンプやダッシュ、激しい動きから突然ストップするなど、筋肉に強い衝撃が加わったときに起きます。

運動中に起きるケースが多いですが、筋力不足や筋肉に柔軟性がないと日常生活のちょっとした動きで起きてしまうことも少なくありません。また水分不足になっていると筋肉が硬くなり、断裂しやすくなります。

肉離れが起きたときの応急処置

肉離れが起こったら、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(患部を心臓より上に上げる)のRICE処置が基本です。

患部を動かすと強い痛みが出るので、無理に動かさないようにしてアイシングを行い、圧迫した後で心臓よりも高い位置に患部を上げましょう。

肉離れが起きたら整形外科か整骨院へ

肉離れが起きた場合は応急処置をし、できるだけ早く整形外科か整骨院に行きましょう。正しい治療や施術を受けないと、症状が悪化したり、治るまでに時間がかかったりしてしまいます。整形外科や整骨院で症状を診てもらい、指示に従うようにしてください。

小林整骨院で出来ること

こむら返りの治療

骨格矯正や筋肉矯正、ストレッチを組み合わせて早期改善と予防ができるように治療します。

骨格矯正の中でも足首の矯正はとても大事です。ふくらはぎの筋肉は足首の関節を超えて踵の骨に繋がっています。ふくらはぎの筋肉の痙攣や過緊張は、足首の関節の嚙み合わせが悪くなると起こりやすくなります。足首の関節を矯正して噛み合わせを整えることで筋肉への負担が軽減し、血流や可動域改善するので、こむら返りの予防に繋がります。

肉離れの治療

痛めてすぐの場合

痛みや炎症を早く抑えるために鍼治療を行います。鍼治療をすることによって、痛みが軽減します。

リハビリ期間の場合

受傷後1週間くらいである程度炎症はおさまります。肉離れは癖になることが多いので、癖にならないように筋肉の使い方を改善します。具体的には骨格矯正で背骨や骨盤のバランスを左右均等に整えることで、早期治癒と再発予防ができます。

【まとめ】

こむら返りはすぐ治るが肉離れは完治までに時間がかかる

こむら返りと肉離れは同じ箇所で起きやすいですが、数分で症状がなくなるこむら返りと違って、肉離れは完治までにある程度の期間を要します。また、こむら返りが起きると力が抜けなくなりますが、肉離れは力が入らなくなるのも大きな違いです。 数分しても痛みがあり、患部に力が入らなければ、整形外科や整骨院で状態を診てもらい、正しい治療を行いましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com