あぐらをかくと股関節が痛いのはなぜ?原因と治し方を専門家が解説

2026.9.30 歪み矯正 , 重要おすすめ記事 , 関節痛

「床に座ってあぐらをかくと、脚の付け根がズキッと痛い」

「昔は平気だったのに、最近は股関節がつまる感じがして長く座れない」

「ストレッチをしているつもりなのに、開脚やあぐらで余計に痛くなる」

このような股関節の痛みで不安になっていませんか。あぐらをかく動作は、股関節を外へ開き、太ももを外側へ回し、骨盤を安定させる必要があります。つまり、ただ座っているだけに見えて、股関節・骨盤・腰・お尻・内ももの筋肉が一緒に働く動作です。

そのため、あぐらで股関節が痛い場合、原因は「股関節が硬い」だけとは限りません。骨盤の傾き、姿勢不良、筋肉の緊張、股関節の動きの悪さ、腰や神経の問題などが重なっていることもあります。この記事では、あぐらをかくと股関節が痛い原因、放置せず相談したいサイン、自分でできるセルフチェックとケア、小林整骨院でできる施術について、専門家の視点でわかりやすく解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. あぐらをかくと股関節が痛いときに起きていること
  2. 股関節が痛くなる主な原因
  3. 放置せず相談したいサイン
  4. 自分でできるセルフチェック
  5. 自宅でできるケアとストレッチ
  6. 治らない股関節の痛みに対する小林整骨院の施術
  7. まとめ
  8. FAQ(よくある質問:あぐら、股関節の痛み)

あぐらをかくと股関節が痛いときに起きていること

股関節は、骨盤のくぼみに太ももの骨の先端がはまり込む大きな関節です。歩く、立つ、階段を上る、しゃがむ、座るなど、日常のほとんどの動作で使われています。

あぐらでは、股関節を曲げる、外へ開く、外向きに回すという動きが同時に必要です。このどれかがうまく出ないと、脚の付け根、股関節の前側、外側、お尻の奥、腰の下あたりに負担が集中し、痛みやつっぱりとして感じることがあります。

特に多いのが、「脚の付け根がつまる」「股関節の前側が痛い」「片方だけ開きにくい」「座っていると腰まで重くなる」というパターンです。これは股関節だけでなく、骨盤の傾きや背骨の丸まり、股関節を支える筋肉の硬さが関係している可能性があります。

股関節が痛くなる主な原因

骨盤の歪み

1. 腸腰筋や内ももの筋肉が硬くなっている

デスクワークや車の運転が長い方は、股関節の前側にある腸腰筋が縮こまりやすくなります。腸腰筋は腰の骨から太ももの骨につながる深い筋肉で、股関節を曲げる動きや骨盤を支える働きがあります。

この筋肉が硬くなると、あぐらで股関節を開こうとしたときに前側が引っかかるように感じたり、脚の付け根に痛みが出たりします。また、内ももの筋肉やお尻の筋肉が硬い場合も、股関節を外へ開く動きが制限され、無理にあぐらをかくほど痛みが強くなりやすくなります。

2. 骨盤の傾きで股関節に負担が集中している

股関節は骨盤にある関節です。そのため、骨盤が後ろへ倒れて背中が丸くなる姿勢や、左右どちらかに体重をかける癖があると、股関節のはまり方や動き方に偏りが出ます。

例えば、座るとすぐ背中が丸まる方、片足に体重をかけて立つ方、脚を組む癖がある方は、股関節の片側だけに負担がかかりやすくなります。あぐらをかいたときに片方だけ膝が高く浮く、片側だけ脚の付け根が痛いという場合は、骨盤や背骨の歪みも一緒に見直す必要があります。

3. 股関節そのものの炎症や変形が隠れていることもある

股関節の痛みには、筋肉だけでなく関節内部の問題が関係することもあります。変形性股関節症、関節唇損傷、滑液包炎、股関節周囲の腱の炎症などでは、歩く、階段を上る、靴下を履く、車に乗り込むといった動作でも痛みが出ることがあります。

特に、鼠径部と呼ばれる脚の付け根の奥が痛む、動き始めに痛い、歩く距離が長くなるとつらい、関節が引っかかる感じがある場合は、自己判断で強いストレッチを続けず、医療機関や専門家へ相談しましょう。

4. 腰・坐骨神経・仙腸関節から痛みが出ることもある

股関節が痛いと思っていても、実際には腰や骨盤の後ろにある仙腸関節、坐骨神経の刺激が関係していることもあります。お尻の奥から太ももにかけて痛む、しびれがある、腰を反らすと股関節周辺まで響く場合は、股関節だけでなく腰まわりの評価も大切です。

放置せず相談したいサイン

軽い筋肉のこわばりであれば、負担を減らすことで落ち着くこともあります。ただし、次のような症状がある場合は、セルフケアだけで様子を見ず、医療機関への相談も検討してください。

  • 転倒や衝突のあとから股関節が強く痛む
  • 痛みで歩けない、体重をかけられない
  • 股関節や脚にしびれ、麻痺、力の入りにくさがある
  • 発熱、強い腫れ、熱感がある
  • 夜間痛が強い、安静にしていても痛みが続く
  • 数日たっても痛みが悪化している
  • 子どもや高齢者で急に歩き方が変わった

これらは骨折、感染、神経症状、関節内部の損傷などが隠れている場合があります。特に外傷後の強い痛みや歩行困難は早めの確認が必要です。

自分でできるセルフチェック

股関節の状態を知るために、無理のない範囲で次の項目を確認してみましょう。

  • あぐらで痛いのは右か左か、両方か
  • 痛む場所は脚の付け根、外側、お尻、腰のどこか
  • あぐら以外に、歩く、階段、しゃがむ、靴下を履く動作でも痛むか
  • 片方だけ膝が床から大きく浮くか
  • 長時間座ったあとに立つと痛みが強くなるか
  • 腰痛、しびれ、膝の痛みも一緒にあるか

チェック中に強い痛みが出る場合は中止してください。股関節は無理に開けば柔らかくなるものではありません。痛みを我慢して開脚やあぐらを続けると、関節や筋肉に余計な負担をかけることがあります。

自宅でできるケアとストレッチ

太ももケア

まずは痛みの出る座り方を減らす

あぐらで痛む場合、しばらくは無理にあぐらを続けないことが大切です。床に座る必要があるときは、座布団やクッションでお尻の位置を少し高くすると、骨盤が立ちやすくなり股関節の負担が減ります。背中を丸めて座るより、骨盤を軽く起こして座る方が股関節は動きやすくなります。

腸腰筋をやさしく伸ばす

片膝立ちの姿勢になり、後ろ脚側の股関節の前側が伸びるように、体を少し前へ移動します。腰を反らしすぎず、骨盤を正面に向けたまま20秒ほどキープします。強く伸ばすより、呼吸が止まらない程度で行いましょう。

お尻の筋肉をゆるめる

椅子に座り、片方の足首を反対の太ももに乗せます。背筋を軽く伸ばしたまま体を前に倒し、お尻の奥が心地よく伸びるところで20秒ほどキープします。股関節の前側がつまる場合は無理に倒さず、角度を浅くしてください。

内ももを無理なく伸ばす

床で開脚するより、まずは椅子に座った状態で足を少し広げ、膝に手を置いて体を軽く前に倒す程度から始めましょう。内ももが伸びる感覚があれば十分です。痛みを我慢して開く必要はありません。

生活動作を見直す

脚を組む、片足に体重をかけて立つ、長時間座りっぱなし、柔らかすぎるソファで丸く座るといった習慣は、骨盤や股関節に偏った負担をかけます。30分から1時間に一度は立ち上がる、左右均等に体重を乗せる、デスク環境を整えるなど、日常の小さな工夫も大切です。

治らない股関節の痛みに対する小林整骨院の施術

セルフケアをしてもあぐらで股関節が痛い、すぐに戻ってしまう、腰や膝まで痛くなるという場合、股関節だけを伸ばしても原因が残っている可能性があります。小林整骨院では、痛む股関節だけでなく、骨盤、背骨、姿勢、筋肉の緊張、インナーマッスルの働きまで確認し、再発予防を含めた施術を行います。

1. 骨格矯正 (小林式背骨骨盤矯正)

股関節は骨盤に付いている関節です。骨盤や背骨の歪みがあると、股関節の可動域が狭くなったり、片側だけに負担が集中したりします。小林式背骨骨盤矯正では、身体の土台となる骨盤と背骨のバランスを整え、股関節が無理なく動きやすい状態を目指します。

あぐらで片側だけ痛い、膝の高さが左右で違う、腰痛もあるという方は、股関節だけでなく骨盤から確認することが重要です。

2. 筋肉矯正

腸腰筋、内もも、お尻、太もも前側・外側の筋肉が硬くなると、股関節の動きは制限されます。筋肉矯正では、単に痛い場所を揉むのではなく、どの筋肉が過剰に緊張しているのか、どの筋肉がうまく働いていないのかを確認しながらアプローチします。

筋肉のバランスを整えることで、あぐらや立ち上がり、歩行時の股関節への負担を減らしやすくなります。

3. 姿勢矯正

猫背、反り腰、骨盤の後傾、片足重心などの姿勢は、股関節にかかる力の方向を変えてしまいます。姿勢矯正では、座り方や立ち方、歩き方まで含めて身体の使い方を見直し、股関節だけに負担が集まりにくい姿勢を目指します。

あぐらで痛む方は、普段の座り方にも原因が隠れていることがあります。施術と合わせて、日常生活での身体の使い方を整えることが大切です。

4. 鍼灸施術

股関節の奥のこわばりや、お尻・腰まわりの深い筋肉の緊張が強い場合は、鍼灸施術を組み合わせることがあります。手技だけでは届きにくい深部の筋肉や血流の状態にアプローチし、痛みやこわばりの軽減を目指します。

鍼灸は症状や体質に合わせて行うため、刺激量を確認しながら無理のない範囲で進めます。

5. インナーマッスルトレーニング・EMS

骨盤や股関節を支えるインナーマッスルがうまく働かないと、姿勢を保つ力が弱くなり、股関節まわりの表面の筋肉ばかりが頑張る状態になります。EMSを用いたインナーマッスルトレーニングでは、体幹や骨盤を支える筋肉の働きをサポートし、再発しにくい身体づくりを目指します。

必要に応じて、テーピング、ストレッチ指導、生活動作指導も組み合わせ、股関節に負担が戻りにくい状態を整えていきます。

まとめ

あぐらをかくと股関節が痛い原因は、股関節の硬さだけではありません。腸腰筋や内ももの緊張、骨盤の歪み、姿勢不良、股関節そのものの炎症、腰や神経の問題など、複数の要因が関係していることがあります。

まずは痛みを我慢してあぐらを続けず、座り方を見直す、腸腰筋やお尻をやさしく伸ばす、長時間同じ姿勢を避けるところから始めましょう。ただし、外傷後の強い痛み、歩けないほどの痛み、しびれや麻痺、発熱、急な悪化がある場合は、医療機関への相談を優先してください。

セルフケアを続けても股関節の痛みが繰り返す場合は、股関節だけでなく骨盤・背骨・姿勢・筋肉の連動性を確認することが大切です。

小林整骨院では身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。あぐらや床座りで股関節が痛い方、日常動作で違和感を繰り返す方は、一人で抱え込まず身近な治療院を探すことから始めてみてください。

FAQ(よくある質問:あぐら、股関節の痛み)

あぐらをかくと股関節が痛いのは股関節が硬いだけですか?

股関節の硬さが関係することはありますが、それだけとは限りません。腸腰筋や内ももの緊張、骨盤の傾き、姿勢不良、腰や坐骨神経の影響、股関節内部の炎症などが重なっていることもあります。

あぐらで脚の付け根が痛いとき、ストレッチしてもよいですか?

軽いつっぱり程度であれば、呼吸を止めずにやさしく伸ばす程度なら行える場合があります。ただし、ズキッとした痛みや引っかかりが強い場合は、無理に開脚やあぐらを続けないでください。

整骨院では股関節の痛みにどのような施術をしますか?

股関節だけでなく、骨盤・背骨・姿勢・筋肉の緊張・インナーマッスルの働きを確認します。状態に応じて骨格矯正、筋肉矯正、姿勢矯正、鍼灸施術、EMS、生活動作指導などを組み合わせます。

股関節が痛いときにやってはいけないことはありますか?

痛みを我慢して開脚する、反動をつけて伸ばす、強く揉みすぎる、痛い側をかばって長時間不自然な姿勢を続けることは避けましょう。痛みが強い時期は負担を減らすことが優先です。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に54店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com)