なぜ夜中に足がつる?「こむら返り」の意外な原因と、二度と繰り返さないための根本対策
2025.12.26 足・足の裏の痛み「夜中、気持ちよく寝ていたのに、ふくらはぎに激痛が走って飛び起きた」
「運動中に突然足がつって、動けなくなってしまった」
「最近、足がつりやすくて、寝るのが怖い…」
突然襲ってくる、ふくらはぎの激しい痛み。いわゆる「こむら返り(足のつり)」は、誰にでも起こりうる症状ですが、その痛みは強烈で、一度起きるとしばらく痛みが引かないこともあります。
「ただの筋肉疲労だろう」「水分不足かな」と軽く考えていませんか?
確かにそれらも原因の一つですが、もし頻繁に繰り返すようであれば、そこには身体の冷えや骨格の歪み、あるいは内臓からの危険なサインが隠れている可能性があります。
この記事では、なぜふくらはぎがつってしまうのか、そのメカニズムと原因から、つった瞬間の正しい対処法、そして小林整骨院の「オーダーメイド整体」による再発させない身体づくりまで、専門家の視点から詳しく解説していきます。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
- そもそも「足がつる」とはどういう状態?
- ふくらはぎがつる主な4つの原因
- 【危険】頻繁につる場合は病気のサインかも?
- 「イタタ!」つった瞬間の正しい対処法
- 予防のために今日からできること
- 繰り返すこむら返りに。小林整骨院の「オーダーメイド整体」
- まとめ
そもそも「足がつる」とはどういう状態?

医学的には「腓腹筋痙攣」と呼ばれます。
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が、自分の意思とは関係なく異常に収縮し、そのままロックされて戻らなくなってしまう状態です。筋肉が限界を超えて縮こまるため、強烈な痛みやけいれんを伴います。
特に、睡眠中は足の甲が伸びた状態になりやすく、ふくらはぎの筋肉が縮んだまま固定されやすいため、少しの刺激で痙攣を起こしやすい環境にあると言えます。
ふくらはぎがつる主な4つの原因

足がつる原因は一つではありません。多くの場合、以下の要因がいくつか重なった時に発生します。
1. ミネラルバランスの乱れ(脱水・発汗)
筋肉の収縮と弛緩を調整しているのは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムといったミネラル(電解質)です。
激しい運動による発汗や、夏場の脱水、あるいはアルコールの利尿作用などで体内の水分とミネラルが不足すると、神経の伝達がうまくいかなくなり、筋肉が異常興奮を起こして暴走しやすくなります。これが「つる」という現象の大きな引き金です。
2. 身体の冷えと血行不良
「冷えは万病のもと」と言いますが、こむら返りにとっても大敵です。
足が冷えて血管が収縮すると、血流が悪くなり、筋肉に十分な栄養や酸素が届かなくなります。同時に、筋肉を緩めるための指令もうまく伝わらなくなるため、収縮したまま固まりやすくなります。
明け方に足がつりやすいのは、気温が下がって足が冷え、血流が滞りやすくなるためです。
3. 筋肉疲労と運動不足
久しぶりに運動をした夜に足がつった経験はありませんか?
普段使っていない筋肉を急に酷使すると、筋肉内に疲労物質が溜まり、神経系統との連携が乱れて痙攣を起こしやすくなります。
逆に、全く運動をしないことによる筋力低下も原因となります。ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれ、血液を心臓に戻すポンプの役割をしていますが、筋力が落ちるとこのポンプ機能が低下し、常に血流が悪い状態になってしまうからです。
4. 骨盤の歪みによる神経圧迫
意外と見落とされがちなのが、骨盤や腰椎(腰の骨)の歪みです。
ふくらはぎの筋肉をコントロールしている神経は、腰から出て骨盤を通り、足へと伸びています(坐骨神経など)。骨盤が歪んでこの神経の通り道が圧迫されると、脳からの指令が誤って伝わりやすくなり、筋肉が勝手に収縮してしまうことがあります。「腰痛持ちの人は足がつりやすい」と言われるのはこのためです。
【危険】頻繁につる場合は病気のサインかも?

「毎晩のようにつる」「足だけでなく全身がつる」「歩いているだけで痛む」といった場合は、単なる疲れではないかもしれません。以下のような病気が隠れている可能性があります。
- 閉塞性動脈硬化症: 足の血管が詰まり、血流障害が起きている。
- 腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア: 腰の神経が圧迫されている。
- 糖尿病・肝硬変・腎不全: 代謝異常や電解質異常を引き起こす。
- 甲状腺機能低下症: ホルモンバランスの異常。
頻繁に繰り返す場合や、しびれ・むくみなどを伴う場合は、自己判断せずに内科や整形外科を受診してください。
「イタタ!」つった瞬間の正しい対処法

激痛に襲われた時、パニックにならずに対処することが大切です。基本は**「縮んだ筋肉をゆっくり伸ばす」**ことです。
1. 足の指を手前に引く(アキレス腱伸ばし)
座った状態で、つっている方の膝を伸ばします。足の指先(つま先)を手で掴み、ゆっくりと自分の体の方へ引っ張ります。ふくらはぎの筋肉がじわーっと伸びるのを感じてください。
※反動をつけたり、急激に引っ張ったりすると肉離れを起こす危険があるため、息を吐きながらゆっくり行いましょう。手が届かない場合は、タオルを足先に引っ掛けて引っ張るのも有効です。
2. 壁を使って伸ばす
立っている時に起きた場合は、壁に手をついて、アキレス腱を伸ばす要領でふくらはぎをストレッチします。かかとを床から浮かせないように注意しましょう。
3. 痛みが引いたら温める
痙攣が治まったら、蒸しタオルやお風呂で患部を温め、血行を良くしましょう。優しくマッサージするのも効果的ですが、痛みが残っている場合は無理をしないでください。
予防のために今日からできること

- 水分とミネラル補給: 寝る前にコップ一杯の常温の水や、ミネラルを含む麦茶、スポーツドリンクを飲みましょう。
- 足を冷やさない: レッグウォーマーを履いて寝る、入浴でしっかり温まるなど、「冷え」対策を徹底しましょう。
- 寝る前のストレッチ: ふくらはぎを軽く伸ばし、筋肉の緊張をほぐしてから布団に入りましょう。
繰り返すこむら返りに。小林整骨院の「オーダーメイド整体」

「水を飲んでも、ストレッチをしても、やっぱり足がつる」
「整体で足を揉んでもらっても、その場限りですぐに戻る」
もしあなたがそう感じているなら、それは足だけの問題ではなく、身体の土台である「骨格のバランス」が崩れていることが根本原因かもしれません。
小林整骨院では、お一人おひとりの状態に合わせた**「オーダーメイド整体」**で、足がつらない身体づくりをサポートします。
徹底した検査で「なぜつるのか」を解明
まずは丁寧なカウンセリングで、生活習慣や既往歴をお伺いします。そして、ふくらはぎの状態だけでなく、骨盤の傾き、背骨の歪み、股関節の硬さなどを全身的にチェックします。
「足の血行不良がどこから来ているのか」を突き止めることが、根本解決への第一歩です。
独自の「小林式背骨・骨盤矯正」で血流の元栓を開く
当院独自の「小林式矯正」は、ダイナミックかつソフトな手技で、身体の土台である骨盤と背骨の歪みを整えます。
骨盤が整うと、腰から足へと伸びる神経や血管の圧迫が解放されます。まるでホースのねじれが取れるように、下半身への血流が一気に改善し、筋肉への酸素供給がスムーズになります。これにより、足がつる頻度が劇的に減少します。
筋肉調整と生活指導で再発予防
硬直したふくらはぎの筋肉を手技や電気治療で丁寧にほぐし、柔軟性を取り戻します。
さらに、再発を防ぐために、あなたに不足しているミネラルの摂取方法や、効果的なストレッチ、寝具のアドバイスなども行い、トータルでサポートします。
まとめ
ふくらはぎがつる「こむら返り」は、身体からの「血流不足」「ミネラル不足」「骨格の歪み」を知らせるSOSサインです。
たかが足のつりと放置せず、身体の声に耳を傾けてあげましょう。
「毎晩の恐怖から解放されたい」「安心して眠りたい」
そう願うあなたを、小林整骨院が全力でサポートします。まずは一度、私たちにご相談ください。





