がに股の矯正方法は?自宅でできるケアを紹介
2024.10.16 O脚・X脚 , 歪み矯正 , 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事がに股をコンプレックスに感じている方の中には、「何をやっても改善しないから仕方ない」と諦めてしまっている方もいるかもしれません。しかしコツコツとケアを続ければ、がに股を改善できる可能性はあります。どうすればがに股を矯正できるのでしょうか。
本記事ではがに股にお悩みの方のために、がに股の原因や放置するリスク、ご自身で矯正する方法をご紹介します。がに股を放置すると、見た目の問題だけでなく、健康面にも影響が出てしまう可能性が高いです。本記事を参考にしてがに股を矯正し、見た目の美しさと健康を手に入れましょう。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
がに股とは?
がに股とは立った際に、膝とつま先が外側を向いている状態のことです。医療用語ではなく通称で、脚がカニのような形になっていることから、がに股という名前が付いたという説があります。
がに股の方は、脚の付け根から太ももにある大腿骨が外側にねじれてしまっていることで、膝とつま先が通常より外側に開いてしまいます。脚が大きく外に開いているように見えるため、がさつな印象を与えがちで、コンプレックスに感じてしまう方は多いです。男性的な印象がありますが、性別に関係なくがに股になる方はいます。
がに股と間違われやすい状態に内股がありますが、内股は大腿骨や膝が内側にねじれ、つま先も内側を向いている状態なので、がに股とは逆のねじれ方をしていることになります。
がに股の原因
がに股になってしまう原因は、主に以下が考えられます。
- 骨盤の歪み
- 内転筋の筋力の衰え
- 扁平足
姿勢の悪さからくる骨盤の歪みは、がに股の原因の一つです。骨盤が後傾する姿勢になっていると股関節が外側に開いてしまい、がに股になりやすくなります。骨盤が後傾する代表的な姿勢は猫背です。猫背になると肩こりが起きやすく、下っ腹がぽっこりしてしまうなど、がに股以外にもさまざまなトラブルが起こるリスクがあります。
内転筋とは股関節の付け根から、膝の内側まで伸びている筋肉です。内転筋の筋力が衰えると内ももを内側に閉じる力が弱くなるため、股関節が外側に開いてがに股になってしまいます。この場合、歩く際に重心が足の外側に掛かっているケースが多いです。靴底の外側だけがすり減っているのであれば、がに股になっている可能性があります。
扁平足とは足のアーチがなくなり、平らになっている状態のことです。本来足の裏にはアーチがあり、これによって歩行や走行の際に足が受ける衝撃を和らげられます。しかし加齢や歩き方の癖、遺伝などで扁平足になると、足に加わる衝撃が大きくなるため、重心の掛け方が変わってしまって、外側重心になりやすいです。扁平足を放置すると外反母趾になるリスクも高くなります。
がに股を放置するリスク
がに股の方は見た目を気にされている方が多いですが、放置していると健康にも影響が出やすいです。
大腿骨が外側にねじれ、膝やつま先が外側を向いた状態は、正常な状態よりも股関節や膝などに負荷が掛かるため、痛みが出やすくなってしまいます。また筋肉が緊張して圧迫されるので、むくみや冷えも起きやすくなるでしょう。体の筋肉はつながっているため、お尻や腰の筋肉も緊張してしまって、坐骨神経痛や腰痛を引き起こしてしまう恐れもあります。
自宅でできるがに股の矯正方法
がに股は見た目のコンプレックスにもなりやすく、健康も害してしまう恐れがあるので、できるだけ早く改善することが大切です。今日から自宅でできるがに股の矯正方法をご紹介します。
姿勢の意識
がに股を矯正するためには、まず正しい姿勢を意識するように心掛けましょう。
前述した通り、猫背などで骨盤が後傾してしまうと、がに股になりやすくなってしまいます。立って体を横から見た際、耳・肩・骨盤・膝・くるぶしが一直線になっているのが正しい姿勢です。歩く際はその姿勢を維持したまま、つま先からまっすぐ踏み出して、踵から着地し、足裏、親指の順番で地面に着けるようにしましょう。
また座るは椅子の座面と骨盤が垂直になるイメージで、下っ腹に力を入れると正しい姿勢が維持しやすいです。デスクワークが中心の方は特に猫背になりやすいので、正しい姿勢をしっかり意識するようにしてください。
ストレッチやエクササイズ
ストレッチやエクササイズも、がに股の矯正に効果が期待できます。
おすすめのストレッチ・エクササイズをご紹介します。
【お尻のストレッチ】
- 椅子に座って右膝に左足首を乗せる
- 1のまま、胸を張って体を前に倒して10秒程度キープする
- 反対も同じように行う
【裏もものストレッチ】
- 床に仰向けになる
- 右膝の裏で手を組んで抱え込む
- 右膝をゆっくりと伸ばす
- 裏ももの伸びを感じたら20秒程度キープする
- 反対も同じように行う
【内転筋のエクササイズ】
- タオルを折りたたんで太ももで挟んで足を閉じる
- 1の姿勢のままゆっくり膝を曲げて腰を落とす
- 1・2を5回程度繰り返す
内転筋のエクササイズは、足を閉じてスクワットをするイメージで行ってみてください。
グッズの活用
がに股改善に効果が期待できるグッズを活用するのも一つの方法です。
扁平足の改善を目指せるインソールやサポーターは、がに股改善にも効果が期待できます。ただしグッズを活用するだけでがに股を改善するには時間がかかる上、人によって合う合わないもあります。姿勢の改善やストレッチ・エクササイズの補助として、グッズを取り入れてみると良いでしょう。
まとめ
本記事ではがに股にお悩みの方のために、がに股の原因や放置するリスク、ご自身で矯正する方法をご紹介しました。がに股のまま過ごしていると、立ち姿や歩き姿が崩れてしまうだけでなく、股関節や膝の痛み、むくみや冷え、坐骨神経痛や腰痛などの原因にもなってしまいます。がに股にお悩みの方は、ご紹介した矯正方法を参考にして改善を目指しましょう。