交通事故後の病院はどこへ行くべき?正しい選び方と整骨院との上手な通い方

2025.11.18 重要おすすめ記事

「突然、交通事故に遭ってしまった…まず、どこの病院へ行けばいいの?」
「大したケガじゃないと思うけど、念のため診てもらうべき?」
「整形外科と整骨院、どっちに行けばいいのか分からない」

予期せぬ交通事故。身体の痛みや不調はもちろんのこと、これから何をどうすれば良いのか、大きな不安に包まれていることと思います。

事故後の対応、特に最初にどの医療機関を選ぶかは、あなたの今後の治療や、正当な補償を受ける上で非常に重要になります。この最初の選択を間違えてしまうと、後々まで続く痛みに悩まされたり、治療の打ち切りを早められたりといった、取り返しのつかない事態にもなりかねません。

この記事では、事故に遭った際にまず行くべき病院の選び方から、整形外科と整骨院の役割の違い、そして後遺症を残さずにしっかりと回復するための上手な通い方まで、私たち体のプロが一つひとつ丁寧に解説していきます。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

  1. 事故後、まず最初に行くべきは「整形外科」です
  2. 整形外科以外の選択肢は?症状別の病院選び
  3. 整骨院の役割とは?整形外科との上手な付き合い方
  4. 病院と整骨院、両方通ってもいいの?
  5. 小林整骨院の「交通事故治療」へのこだわり
  6. まとめ

【結論】事故後、まず最初に行くべきは「整形外科」です

様々な情報があって混乱されるかもしれませんが、結論からお伝えします。交通事故に遭った後、あなたが最初に行くべき場所は、必ず「病院」、特に「整形外科」です。たとえ、ごく軽い接触事故で、その場ではほとんど痛みを感じなかったとしても、これは絶対のルールだと覚えておいてください。

「家の近くの整骨院の方が通いやすいんだけど…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最初の一歩を整骨院にしてはいけない、はっきりとした理由があるのです。

なぜ最初に「整形外科」なのか?3つの重要な理由

1. 精密な検査と「診断」ができるのは医師だけ

交通事故の衝撃は、あなたが思っている以上に身体の深部にダメージを与えている可能性があります。目に見えない骨折や、靭帯の断裂、椎間板ヘルニアといった重大な損傷がないかを確認するためには、レントゲンやMRIといった精密な画像検査が不可欠です。これらの検査と、それに基づく医学的な「診断」を行えるのは、医師だけです。

2. 「診断書」を発行できるのは医師だけ

交通事故の治療費や休業補償などを、自賠責保険や任意保険に請求するためには、医師が作成した「診断書」が公的な証明書として必要になります。この診断書がなければ、「事故によってケガをした」という事実を証明することができず、治療を始めても保険が適用されないという最悪の事態になりかねません。整骨院では、診断書を発行することはできません。

3. 痛み止めなどの「薬の処方」ができるのは医師だけ

事故直後の痛みが強い場合、痛み止めや湿布、筋肉の緊張を和らげる薬などが必要になることがあります。こうした医薬品の処方を行えるのも、もちろん医師だけです。まずは医療の力で、つらい急性期の症状をコントロールすることが重要になります。

整形外科以外の選択肢は?症状別の病院選び

整骨院で保険適用可能な施術の種類

基本は整形外科ですが、症状によっては他の診療科が適切な場合もあります。

脳神経外科

事故で頭を強く打った、めまいや吐き気、手足のしびれがひどい、意識が朦朧とした時間があった、といった場合は、頭部や脳に損傷を負っている可能性があります。迷わず脳神経外科を受診しましょう。

救急科

 夜間や休日で専門のクリニックが閉まっている場合や、出血がひどい、意識がないなど、明らかに重症である場合は、救急車を呼ぶか、総合病院の救急外来を受診してください。

整骨院の役割とは?整形外科との上手な付き合い方

「じゃあ、整骨院は行っちゃいけないの?」というと、全くそんなことはありません。むしろ、むち打ちなどの後遺症を残さずに根本から改善するためには、整骨院の専門的な施術が非常に重要になります。整形外科と整骨院、それぞれの得意分野を理解し、上手に連携させることが、早期回復への一番の近道です。

整形外科(病院)の得意分野と限界

整形外科は、前述の通り「検査と診断」のプロフェッショナルです。骨折や脱臼といった大きなケガを見つけ、医学的な処置を行うことにかけては、他の何にも代えがたい存在です。

しかしその一方で、レントゲンでは異常が見つからない「むち打ち」のような筋肉や靭帯の損傷、あるいは事故の衝撃による全身の骨格の歪みに対しては、「湿布と痛み止めを処方して、しばらく様子を見ましょう」という対応になることも少なくありません。

整骨院の得意分野

整形外科で「骨に異常なし」と診断されたにもかかわらず、つらい痛みやだるさ、頭痛、めまいが続く…。こうした症状こそ、私たち整骨院の出番です。

むち打ち治療の専門家

私たち柔道整復師は、筋肉や関節、靭帯といった軟部組織の専門家です。レントゲンには映らないレベルの微細な損傷や、硬直してしまった筋肉に対し、手技を中心としたアプローチで、痛みの根本原因に働きかけます。

全身のバランス調整

 交通事故の衝撃は、首だけでなく、その土台となる骨盤や背骨まで歪ませてしまいます。私たちは、全身のバランスを詳細にチェックし、痛みの原因となっている歪みを根本から整えることで、自然治癒力を最大限に高めます。

一人ひとりに寄り添う施術

毎回同じ電気治療や牽引だけでなく、その日のあなたの身体の状態に合わせて、施術内容を細かく調整します。つらい症状や不安な気持ちに寄り添いながら、二人三脚で回復を目指せるのが、整骨院の大きな強みです。

病院と整骨院、両方通ってもいいの?

整骨院と病院 迷ったらどっち?

結論から言うと、はい、全く問題ありません。 むしろ、後遺症を残さないためには、両方に通う「並行通院」が最も理想的です。

理想的な通院の流れ

  1. 事故直後: まずは整形外科へ。検査を受け、診断書をもらいます。
  2. 定期的な経過観察: 身体の状態を確認してもらうため、月に1~2回程度は整形外科に通院を続けます。これは、保険会社との関係でも重要です。
  3. 日々の根本治療: 整形外科での経過観察と並行して、整骨院でむち打ちや身体の歪みに対する専門的な施術を継続的に受けます。

保険について

「整骨院だと保険が使えないのでは?」と心配される方もいますが、ご安心ください。交通事故の場合、医師の同意を得るか、保険会社に連絡して了承を得ることで、整骨院での施術も自賠責保険や任意保険の対象となります。当院では、こうした複雑な保険手続きのサポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

小林整骨院の「交通事故治療」へのこだわり

小林整骨院では、交通事故に遭われた患者様が、身体の痛みだけでなく、精神的な不安からも一日も早く解放されるよう、全力でサポートいたします。

1. 根本原因にアプローチする全身施術

私たちは、痛む首や腰だけを部分的に見ることはしません。事故の衝撃が全身にどう影響したかを的確に把握し、独自の「小林式矯正」を用いて、身体の土台である骨盤から全身のバランスを整え、痛みの根本原因にアプローチします。

2. 豊富な実績と専門知識

当院は、これまで数多くの交通事故患者様の治療に携わってきた豊富な実績があります。むち打ちをはじめとする特有の症状に対し、どのようなアプローチが最も効果的かを熟知しています。

3. 保険手続きから心のケアまでトータルサポート

複雑で分かりにくい保険会社とのやり取りや、必要な書類の準備など、治療以外の面でも患者様の負担を軽減できるよう、親身にサポートいたします。つらい症状や将来への不安など、どんなことでも遠慮なくお話しください。

まとめ

交通事故に遭ってしまったら、まず最初にやるべきことは、痛みの有無にかかわらず、速やかに「整形外科」を受診することです。そこで精密な検査を受け、医師の診断書をもらうことが、あなたの身体と権利を守るための第一歩となります。

そして、レントゲンでは「異常なし」とされたにもかかわらず、つらい痛みや不調が続く場合は、決して我慢したり、あきらめたりしないでください。その症状の裏には、筋肉や骨格の歪みといった、整骨院が得意とする原因が隠れている可能性が非常に高いです。

もしあなたが、どこに相談すれば良いか分からず、一人で不安を抱えているなら、ぜひ一度私たちにご相談ください。小林整骨院では、交通事故治療の専門家として、あなたの身体と心に寄り添い、安心の未来を取り戻すためのお手伝いを全力でさせていただきます。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com