耳つぼとは?頭痛のツボや全身の自律神経が整う理由を解説

2020.10.29 おすすめ記事
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耳つぼとは

耳は人の胎児の形をしているといわれています。そのため「全身を表すもの」と考えられており、耳のツボは全身のツボがあるとされています。

人の身体の中は血液や体液が流れています。酸素や栄養分は、これらの液体によって体中に届けられています。この流れが何らかの理由で滞ると、体調不良が起こると考えているのが東洋医学です。

東洋医学では、流れを阻む原因を見つけ、スムーズな流れにすると健康維持につながると考えています。その流れをうまく働かせるためのスイッチが「ツボ」です。ツボは体の至るところにあり、ツボを刺激すると体内のスイッチが切り替わり、流れを正常な状態に戻します。

耳には全身のツボが集まっている場所なので、耳つぼのスイッチを刺激すると心身の不調を緩和する効果が期待できます。特に自律神経に作用するツボが集まっているため、耳つぼを刺激すると、自律神経のバランスが整い、多くの不調が緩和する期待ができるのです。

耳つぼはツボによって効果が違う

100ものツボが密集する耳つぼは多くの不調の緩和に対応しています。足裏のツボでも便秘に効くツボや、血行不良に効くツボなどがありますが、耳つぼも同様に、ツボによって効果が異なります。

また、体調不良に関するツボだけではなく、禁煙のためのツボやアルコール依存症、不眠治療などさまざまな悩みの改善に対応するツボもあります。

何らかの不調があり、耳つぼを使って改善するためには、不調に対応しているツボの知識、正しいツボの場所を把握していなければなりません。

耳つぼは海外でも重宝されている

中国やフランスでは、古来より耳つぼ治療を心身の不調の治療に取り入れています。紀元前の中国の書物に「耳鍼法(じしんほう)・耳介法(じかいほう)」という耳つぼ治療に関する記述がされています。またフランスでも同じように耳介療法として耳つぼを利用した治療法があります。

フランスでは100年ほど前に、神経科医であるポール・ノジェが耳鍼療法を系統立てしました。以降、発展し続け、フランスでは現在も救急外来において耳つぼ治療が使われています。

そして、この耳鍼療法に注目したのがアメリカです。耳鍼には鎮静作用があり、即効性もあることから、米軍では今でも痛みの緩和に耳鍼療法を使っています。

また、日本でも耳つぼ治療法は40年以上の歴史があります。多くの整骨院や鍼灸院で耳つぼ療法はメニューに組まれています。

近年、女性の間で人気となっているダイエット方法に「耳つぼダイエット」というものがあります。これは食欲をコントロールするツボやダイエットによるイライラを緩和するツボを刺激し、ダイエット効果を狙ったものです。

耳つぼにはどんなツボがある?

耳つぼは多くのツボがあり、悩みに対応したツボを刺激することで、効果を得ることができます。頭痛のツボやダイエットのツボなど、代表的な耳つぼをご紹介します。

頭痛のツボ

片頭痛や、季節性の頭痛、眼精疲労から起こる頭痛など、頭痛に対応している耳つぼをご紹介します。

  • 頭痛帯・・・耳の穴の横にある頭側の軟骨の部分です。頭痛帯を刺激することで、頭痛の改善効果が期待できます。
  • 肺点・・・耳の穴の外側のくぼみにあります。肩こりから起こる眼精疲労、頭痛、吐き気に効果が期待できます。
  • 神門・・・耳の上の方にある軟骨のくぼみのあたりにあります。痛みを和らげる効果が期待できます。

ダイエットのツボ

食欲がコントロールできない、ダイエット中イライラするという方はダイエットの耳つぼを刺激すると良いでしょう。

  • 飢点・・・耳の前の真ん中にある突起のくぼみ付近にあります。食欲抑制に大きな力を発揮し、食べすぎを防止するので、正常な食事量に戻すことができ、ダイエット効果が期待できます。
  • 神門・・・自律神経と繋がるツボで、イライラを解消し、食べすぎに効果が期待できるツボでもあります。

体質改善のツボ

便秘や胃腸の不調、冷えなど体質改善することで、不調が緩和する期待もできます。体質改善のツボは以下のとおりです。

  • 便秘点・・・神門の横にあり、軟骨のくぼみにさらに近い位置にあります。便意を促す作用があります。
  • 胃点・・・耳の中央付近にある骨の上にあります。胃の働きを助け消化促進が期待できます。
  • 内分泌・・・耳の穴のくぼみにあります。ホルモンバランスを司り、太りにくく痩せやすい体質改善効果が期待できるツボです。冷えや生理不順にも効果が期待できます。

肩こりのツボ

肩こりでだるい、疲れが取れないという方は肩こりのツボを刺激してみましょう。

  • 肩こり帯・・・耳の外縁で耳の縁の真ん中から少し下に位置します。眼精疲労から起こる肩こりに効果的です。
  • 神門・・・自律神経を整えるので、イライラを抑え、ストレスによって起こる血行不良を改善し、血行促進効果が期待できます。それによって肩こりが緩和されると考えられています。

全身の自律神経が整うツボ

自律神経を整わせると、多くの不調が改善する期待ができます。全身の自律神経が整うツボを紹介します。

  • 神門・・・自律神経を整える作用があり、不安や緊張を和らげてくれる効果が期待できます。
  • 交感・・・耳の上部にあるY字形の軟骨の顔側の上にあります。自律神経の働きを整えます。
  • 胃点・・・胃はストレスや緊張が続くと変調をきたします。そのため自律神経を整えるツボを刺激する際には、胃点も押しておきましょう。

耳つぼはなぜ全身の自律神経が整うのか

耳には自律神経の線維が分布しています。耳たぶを含んだ耳の外側部分は日中の活動力を高める交感神経の線維があり、耳の穴を中心とした中心部分には心身をリラックスさせる、内臓の働きを促進するための副交感神経の線維が集まっています。

そのため、自律神経に対応する耳つぼを揉みほぐす、マッサージするなどの刺激を与えると、全身の自律神経が整うように働きかけるので、さまざまな不調に効果が期待できるのです。

耳つぼマッサージの方法とは

耳つぼマッサージを自分で行う方法をご紹介します。いつでもどこでも簡単にできるのが、セルフマッサージです。

最初は、耳を柔らかくもみほぐしてから、ツボを押していきましょう。耳の皮膚は意外と冷えていて、硬くなっているものです。熱い鍋を掴んだら耳たぶを持つのも、耳たぶが冷えているからです。

温かい手や指で耳に刺激を与えながら温めてあげると、マッサージ効果もアップします。入浴中や入浴後は耳だけではなく、全身の血流が良くなっているので、その時にマッサージを行うとより効果的です。

そして、耳つぼを以下の手順で圧していきましょう。

  1. 鏡で耳つぼを確認する。
  2. 耳つぼを爪楊枝や、綿棒で圧す
  3. イタ気持ちよいところを中心に刺激する

1日5回程度を目安に、耳つぼを刺激すると良いでしょう。

セルフマッサージの注意点

耳つぼをマッサージする際に爪楊枝を使う場合は、先端が尖っていないほうを使います。指で耳つぼを刺激するのも良いでしょう。ただし、爪楊枝を使う場合も指で行う場合も、皮膚を傷つけないように注意が必要です。

また、耳は小さな部位でありながら、ツボが密集している部位でもあります。そのため、正確なツボの位置を把握して刺激するのは難しいと感じる方もいるでしょう。

耳つぼは、正しい位置を正しい刺激方法で行わなければ効果は期待できません。例えば、肩こりに作用するツボをマッサージしたけれど、なかなか肩こりが改善しない、という場合は、マッサージしているツボの位置が間違っている可能性が高くなります。

耳つぼを健康に取り入れたいのであれば、最初は整骨院などツボのプロに相談しましょう。整骨院は、骨格に関する施術を行うだけではなく、東洋医学である鍼灸を取り入れているところも多く、ツボに関してもプロです。

目的に対応している耳つぼをしっかりとマッサージしてくれるので、耳つぼによって得られる効果も実感しやすいでしょう。

初めての耳つぼマッサージなら小林整骨院がおすすめ!

小林整骨院は大阪に本院を置き、関西地区を中心に東海地方、東京に展開している整骨院グループです。

小林整骨院は耳つぼダイエットをはじめて日本で開発した整骨院です。耳つぼダイエットは痩せやすく太りにくい、リバウンドが少ない体質に変えていくのに適したダイエット方法です。

小林整骨院の施術は、最初に無料カウンセリングを行うところからスタートします。不調な部位だけを診て施術するのではなく、体全体を診て根本の原因を突き止めます。そして不調部分に的確にアプローチする施術を行っています。

また、小林整骨院の耳つぼダイエットは体質改善を目的としています。余分な脂肪は、膝や腰などに大きな負担を与え、骨をも歪ませてしまう原因となります。その負担を除くことによって、正常な骨の状態を取り戻すことができます。

小林整骨院ならば、無理なく自然に健康的な体と体質を作ることを目的に、食欲のバランスを取りながら、リバウンドを起こさない体作りをすることができます。

耳つぼダイエットを効果的に行いたいなら栄養の摂取も意識する

耳つぼダイエットを効果的に行うには、合わせて身体に必要な栄養素の摂取にも気を配らなければなりません。もしも耳つぼダイエットの実施に伴い食事制限を行えば、身体の機能・代謝を正常に保つために必要な栄養素が不足するおそれがあります。これにより、食事から摂取したカロリーを十分に燃焼させられず、太りやすい体質となりかねません。

食事から摂取する中でも特に重要な働きを持つ栄養素は、糖質(炭水化物)・脂肪(脂質)・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維です。これらを総称して、6大栄養素と呼びます。

6大栄養素のうち糖質・脂肪・たんぱく質は、全身の細胞や組織を作るベースになるほか、身体のエネルギー源にもなる栄養素です。一方でビタミン・ミネラルは、直接的なエネルギー源とはならないものの、糖質・脂肪・たんぱく質がエネルギー源に変わる際に大切な働きをします。そして、食物繊維は、食べ物の未消化物・老廃物を便として体外に出す際に重要な役割を担う栄養素です。

上記の中でもダイエット時にとりわけ重要な働きをする栄養素は、ビタミン・ミネラルです。これらの栄養素が不足すると、糖質・脂肪・たんぱく質がエネルギーに変わらず体脂肪として身体に蓄積してしまいます。仮に常日頃から不足していれば、耳つぼダイエットをしたり、食事制限を行ったりしても、体脂肪が燃えないため痩せにくいです。

耳つぼダイエットで健康的に痩せていくためにも、やみくもに食事制限を行うことは避けて、6大栄養素の摂取を心がけてください。

まとめ

耳つぼを刺激すると、頭痛や肩こり、自律神経の乱れを改善することができます。疲れが抜けない、夜眠れないという時は自律神経のバランスが乱れていることが多いといわれています。

耳つぼはセルフマッサージも可能ですが、なかなか不調が改善しない場合には、整骨院などプロにお任せしてみましょう。

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