腓骨頭の出っ張りの原因は?改善する具体的な方法も解説!

2025.6.11 重要おすすめ記事

腓骨頭の出っ張りは見た目が気になるのはもちろん、痛みや運動障害に発展するケースもあり早めの対応が求められます。

本記事では、腓骨頭の出っ張りとO脚との関係、原因や出っ張りによる症状を解説します。出っ張りを改善する方法や、改善により期待できる効果についてもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 気になる腓骨頭の出っ張り、もしかしてO脚?
  2. 腓骨頭の出っ張りの原因とは?
  3. 腓骨頭の出っ張りによる症状
  4. 腓骨頭の出っ張りを改善する方法
  5. 腓骨頭の出っ張り改善!期待できる効果
  6. まとめ

気になる腓骨頭の出っ張り、もしかしてO脚?

ふと膝下を見たときに、膝の外側あたりがポコッと出ているのが気になったことはありませんか?それは、腓骨頭の出っ張りかもしれません。

腓骨頭は、膝のすぐ下、すねの外側にある骨でO脚と関係が深い部位です。特に「ひざ下O脚」と呼ばれるタイプでは、太ももと膝はくっついているのに、ふくらはぎが離れてしまい、腓骨頭が目立つことがあります。

これは骨が曲がっているのではなく、外側の筋肉が発達しすぎたり、膝関節のバランスが崩れたりして、すねの骨が外側にずれることが原因です。

ひざ下O脚が進行すると、内側に締める力が外側の力に負け、股関節が支点となって太ももの骨が外に押し出されます。膝と股関節が同時に開いてしまう状態となり、脚のラインが崩れ股下のO脚になるケースもあります。

腓骨頭の出っ張りの原因とは?

腓骨頭の出っ張りは、外傷やくる病などの病気が原因となることもありますが、一般的にはひざ下のO脚や足裏の歪みが原因です。

ひざ下O脚が進行すると脛骨が外側にずれ、外側の筋肉が過剰に発達しやすくなります。その結果、腓骨頭が引っ張られるように外に突き出され、見た目にも目立つようになるのです。

また足裏のアーチが崩れると、腓骨にかかる力のバランスが崩れ、腓骨頭が外側へ押し出されて目立つようになります。さらに、腓骨に偏った体重のかけ方、不自然なねじれ歩行、足を組む癖、大腿二頭筋の炎症、腓骨神経の圧迫なども重なり、腓骨頭の突出が強調されることがあります。

進行すると、膝下のラインが湾曲して脚全体のバランスに影響を与えるだけでなく、膝や足首への負担も増し、立ち姿勢や歩行時に違和感や痛みを覚えるようになる可能性もあるのです。

腓骨頭の出っ張りによる症状

膝に水がたまる原因

腓骨頭の出っ張りは、見た目だけでなくさまざまな体の不調を招く原因です。

この部位には神経が走行しており、腓骨頭が出っ張ることによって腓骨神経が圧迫されると、すねの外側から足の甲にかけてのしびれや痛み、つま先が上がりづらくなるといった運動障害が起こることがあります。脚のしびれはMRIやレントゲンでは異常が見られないことが多く、一般的には神経伝導検査で検査しますが、この検査を使っても検出は簡単ではありません。

またひざ下O脚が背景にある場合、筋肉の付き方に偏りが生じ、脚のラインが太く見えたり、膝や足首に負担がかかって痛みを感じやすくなったりするケースも考えられます。

腓骨そのものが外にずれていると、歩行時のバランスが崩れ「ねじれ歩行」になるなどして、すねや足の外側に慢性的なストレスがかかってしまう点にも注意が必要です。足首周囲に炎症が起きるケースもあり、長期間放置することで日常生活に支障を来す可能性もあります。

腓骨頭の出っ張りを改善する方法

腓骨頭の出っ張りを改善するには、O脚や足裏のゆがみなどの根本的な原因に働きかけることが重要です。特に足裏のアーチを整えるインソールの使用や、正しい歩行習慣の見直しは基本となります。脚の外側に偏った筋肉の発達を抑えるために、バランスの取れたストレッチやマッサージも効果的です。

また、膝や足首にかかる負担を軽減する運動やテーピング、タオルなどを使った軽い圧迫による矯正も有効とされます。腓骨のずれや腓骨神経への圧迫がある場合は、無理をせず整骨院などの専門機関で施術を受けるのが安心です。

合わない靴を避ける、足を組む癖を控えるなど、日常の小さな習慣を見直すことも症状の悪化を防ぐポイントになります。痛みや違和感が強い場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。

腓骨頭の出っ張り改善!期待できる効果

腓骨頭の出っ張りが改善されることで、神経の圧迫によるしびれや痛みが和らぎ、足首や足指の動かしやすさが向上する可能性があります。歩行時のつまずきや感覚の違和感が軽減されるほか、O脚の改善に伴い脚のラインが整い、見た目の印象もすっきりとするでしょう。

また、脚の筋肉バランスが整うことで膝や足首への負担が減り、痛みや疲れやすさの解消にもつながります。

さらに、腓骨の位置が安定することで足首まわりの動きがスムーズになり、歩行フォームの乱れも軽減されるでしょう。

足裏の使い方や歩き方が改善されれば、ふくらはぎの外側にかかっていた負担も和らぎ、腓骨筋への過度な緊張を避けることができ、筋腱の炎症予防にもつながります。結果的に、日常動作がより快適になることが期待できるのです。

まとめ

小林整骨院 問診

腓骨頭の出っ張りは、ひざ下のO脚や足裏の歪みなどが原因となり引き起こされます。

見た目に影響を及ぼすのはもちろん、しびれや痛みにつながるので放置してはいけません。出っ張りが改善されると、O脚が改善して見た目がスッキリするのはもちろん、痛みや疲れやすさの解消につながります。 インソールの使用やストレッチなど日常で取り組めることから、無理のない範囲で始めてみましょう。症状が出始めたなら、専門家による施術を受けるために整骨院への受診も検討してみてください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com