スポーツ後の疲労回復をサポートするケア方法とは?食事や睡眠のポイントも解説
2025.8.20 スポーツ活法 , スポーツ障害 , 歪み矯正 , 重要おすすめ記事
「スポーツをすると疲労がなかなか取れない」とお悩みの方は多いですが、そのお悩みは、スポーツ後に適切なケアを行うことで、解消される可能性が高いです。具体的にどのようなケアをすれば、疲労が回復しやすくなるのでしょうか。
本記事ではスポーツ後のケアが重要な理由や、疲労回復におすすめのケア方法、ケアの効果を高めるポイントを解説します。スポーツ後の疲労感を長引かせず、快適に過ごせるようぜひ本記事を参考にしてください。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
なぜスポーツ後のケアが重要なのか?

スポーツ後にケアが重要なのは、緊張した筋肉をほぐし、疲労回復を促進するとともに、筋肉痛やけがのリスクを軽減するためです。
スポーツをすると、筋肉が緊張状態になって硬くなるので、血流が悪くなります。すると、筋肉中に蓄積した疲労物質が排出されにくくなるため、疲労の回復が遅れてしまう可能性が高いです。スポーツ後にケアをして筋肉の緊張をほぐすことで、血流が良くなり、疲労物質が流れやすくなる効果が期待できます。
筋肉痛が起こる原因の一つは、運動によって筋肉に軽度の炎症が起こることです。スポーツ後にケアをして血流が良くなると、痛みの原因となる物質がスムーズに排出されやすくなり、ダメージを受けた筋線維の修復が促進されるので、筋肉痛になりにくくなります。
また、筋肉が硬くなったままだと身体の柔軟性が失われるため、けがをしてしまいやすいです。適切なケアをして柔軟性を高めることで、けがを予防する効果が期待できます。さらに、筋肉の緊張は、肩こりや冷えなどの不調を引き起こすこともあります。
つまり、スポーツ後のケアは、疲労をより早く回復させ、次の運動のパフォーマンスを維持するために欠かせません。アスリートはもちろん、趣味でスポーツを楽しんでいる人にとっても、運動後のケアを忘れずに行うことが大切です。
スポーツ後に行うべき基本的なケア方法

では、スポーツ後には具体的にどのようなケアを行えば良いのでしょうか。スポーツ後に行うべき基本的なケア方法を、3つご紹介します。
軽いジョギング
軽いジョギングは、激しいスポーツをした後に特におすすめのケア方法です。
激しく身体を動かした後は、筋肉に多くの疲労物質が蓄積しています。軽いジョギングをすると、血流が促進されるため、蓄積した疲労物質が排出されやすくなるとされています。
軽いジョギングは、疲労を回復する目的で積極的な運動を行う「アクティブレスト(積極的休養)」の一つです。アスリートのケア方法としても、多く取り入れられています。
ストレッチ
ストレッチも前述した「アクティブレスト」の一種で、スポーツ後におすすめのケア方法の一つです。
スポーツをした後にストレッチを行うことで、適度な負荷をかけながら、筋肉の緊張をほぐし、疲労物質の排出を促せます。運動後におすすめのストレッチは「静的ストレッチ」です。静的ストレッチは、身体の反動を使わず、筋肉をしっかり伸ばして一定時間キープするのが特徴で、筋肉の緊張をほぐす目的があります。
一方、運動前は柔軟性を高め、可動域を広げることを目的として、身体を大きく動かす「動的ストレッチ」が適しているとされています。
マッサージ
スポーツ後のケアとして、マッサージも効果的です。
スポーツ後にマッサージをすると、血行が促進されるだけでなく、リラックス効果も得られます。マッサージする部位に応じて、手のひらや指先を使い分け、心地よいと感じる強さで筋肉を揉んだりさすったりすることで、筋肉の緊張が和らぎ、疲労が取れやすくなります。
マッサージはスポーツ直後ではなく、翌日に行うのがおすすめです。ただし、毎日マッサージをすると身体本来の回復能力が低下する恐れがあるので、疲労具合に応じて適度に行うようにしましょう。
より効果を高める!スポーツ後の食事と睡眠のポイント

スポーツ後の疲労からスムーズに回復するには、ケアに加えて、食事と睡眠を見直すことも大切です。
食事のバランスが悪く、エネルギー不足になると、疲労の回復が遅れてしまいます。エネルギーの素となる炭水化物・たんぱく質・脂質を中心に、バランスの良い食事を心掛けましょう。また「疲労回復ビタミン」とも呼ばれているビタミンB1の他、疲労回復をサポートするビタミンC、クエン酸、アミノ酸を積極的に摂取するのもおすすめです。ビタミンB1をはじめとしたビタミンB群は、炭水化物・たんぱく質・脂質をスムーズにエネルギーに変換するためにも欠かせません。
また、睡眠中は、日中の身体のダメージを修復する成長ホルモンが活発に分泌されるタイミングです。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が低下し、スポーツで受けたダメージからの回復がスムーズに行われないため、疲労が蓄積しやすくなります。食事や入浴を早い時間に済ませ、質の良い睡眠を意識しましょう。入浴には血行を促進して、疲労の回復を促進させる働きもあります。就寝前は、スマートフォンやパソコンなどの使用を控え、アロマや音楽などでリラックスできる空間づくりをすることも大切です。
まとめ:適切なアフターケアで疲労軽減とけが予防を
スポーツをした後はすぐに休みたくなるかもしれませんが、何もせずにいると疲れが残りやすくなってしまいます。適切なアフターケアはけがの予防にもつながるので、身体のコンディションを整え、快適に運動を楽しむためにも欠かせません。
疲労を翌日以降に持ち越さず、長く快適に運動を楽しむために、ご紹介した軽いジョギング・ストレッチ・マッサージなどのアフターケアを積極的に取り入れ、食事や睡眠も見直してみましょう。