子どもが「姿勢が悪い」原因と治し方|家庭での対策と整骨院の矯正

2025.11.20 猫背

「宿題をしている時、気づくと背中が丸まっている」
「ゲーム中の首の角度、見ていて心配になる…」
「『背筋を伸ばして!』と毎日言っている気がする」

大切なお子様のことだからこそ、ついつい口うるさく注意してしまい、後で自己嫌悪…なんてことはありませんか?

「そのうち治るだろう」と思いたいところですが、実は今、子どもの姿勢悪化は深刻な問題になっています。

放っておくと、見た目が自信なさげに見えるだけでなく、身長の伸びや運動神経、さらには集中力や学力にまで悪影響を及ぼすと言われたら、ドキッとしませんか?

お子様の姿勢が悪いのは、決して「やる気がない」わけでも、お母さんやお父さんの「しつけのせい」でもありません。そこには、現代っ子ならではの身体的な理由が隠れているのです。この記事では、なぜ姿勢が悪くなってしまうのか、その理由と、ご家庭で今日からできるサポート、そしてプロの手を借りるメリットについて、分かりやすくお話しします。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

  1. なぜ今、姿勢の悪い子が増えている理由
  2. 「たかが姿勢」と侮れない!将来への3つのリスク
  3. 家でできる「隠れ猫背」チェック
  4. 親ができる3つのサポート
  5. 小林整骨院の「子ども猫背矯正」とは

なぜ今、姿勢の悪い子が増えている理由

「私たちの子供の頃は、こんなに姿勢が悪くなかったのに…」と感じる方も多いはず。それもそのはず、現代の子どもたちを取り巻く環境は、昔とは大きく様変わりしているんです。

1. 外遊びが減って「体を支える力」が育っていない

昔は木登りやジャングルジム、鬼ごっこなど、遊びの中で自然と「体幹(インナーマッスル)」が鍛えられていました。でも今は、どうしても室内遊びが中心になりがち。

その結果、重力に逆らって良い姿勢をキープするための基礎筋力が、そもそも育っていない子が多いのです。

「良い姿勢でいなさい」と言われても、それを支える筋肉がないから、すぐに疲れてグニャッとしてしまう。これが、多くの子どもたちの現状です。

2. ゲームやスマホに「姿勢」をハッキングされている

携帯ゲーム機やスマホ、タブレット。便利で楽しいツールですが、これらに夢中になっている時の姿勢を思い出してみてください。長時間、小さな画面を覗き込み、背中を丸め、首を突き出していませんか?

成長期の柔らかい骨格でこの姿勢を毎日続けていると、あっという間に「猫背」や「ストレートネック」が身体に形状記憶されてしまいます。

3. 「お口ポカン」になっていませんか?

意外かもしれませんが、「口呼吸」も姿勢を崩す大きな犯人です。口で呼吸をしようとすると、気道を広げるために無意識にアゴが上がり、頭が前に出てしまいます。

柔らかい食事ばかりでアゴが未発達だったり、鼻炎だったりと理由は様々ですが、お口がポカンと開いている子は、猫背になりやすい傾向があります。

「たかが姿勢」と侮れない!将来への3つのリスク

「見た目が悪いだけなら…」と思うかもしれませんが、姿勢の悪さは、お子様の「未来の可能性」を狭めてしまうかもしれません。

集中力が続かず、成績に影響も?

背中が丸まると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなります。すると、脳に十分な酸素が行き渡らなくなり、あくびが増えたり、ボーッとしやすくなったりします。「勉強に集中できない」のは、実は姿勢のせいかもしれません。姿勢を正したら成績が上がった、なんて話もよくあるんですよ。

運動が苦手になったり、ケガをしやすくなる

姿勢が悪いと身体の軸がブレるため、バランス感覚や運動パフォーマンスが落ちてしまいます。「よく転ぶ」「走るのが遅い」といった悩みも、姿勢が関係していることがあります。また、関節に無理な負担がかかり続けるので、スポーツを始めた時に膝や肘を痛めやすくなるリスクもあります。

身長の伸びや、心の元気にも関わる

「寝る子は育つ」と言いますが、姿勢が悪く呼吸が浅いと、睡眠の質が下がってしまい、成長ホルモンが十分に分泌されない可能性があります。

また、うつむき加減の姿勢は、気持ちまで内向きにさせやすいもの。自信がなさそうに見えたり、実際に消極的になってしまったりと、メンタル面への影響も無視できません。

家でできる「隠れ猫背」チェック

まずは、お子様の今の状態を知ることから始めましょう。壁があればすぐにできますよ。

【壁を使ったかんたんチェック】

お子様に、壁にかかと、お尻、背中をペタンとくっつけて立ってもらってください。

  1. : 後頭部は自然に壁につきますか?(つかない、またはアゴが上がってしまうなら猫背かも)
  2. : 肩が壁から離れて、前に出ていませんか?(巻き肩の疑いあり)
  3. : 腰と壁の隙間に、大人の手が何枚入りますか?(2枚以上入るなら反り腰かも)

このほかにも、「食事中にすぐ頬杖をつく」「椅子に座ると足をブラブラさせる」「じっとしていられない」のも、姿勢を保つ筋肉が足りていないサインです。

親ができる3つのサポート

「背筋を伸ばして!」と注意する代わりに、環境や習慣を少し変えてあげるだけで、お子様の姿勢は変わります。

1. 勉強机の椅子、足がブラブラしていませんか?

足の裏が床についていないと、踏ん張りが効かず骨盤が安定しないため、どうしても姿勢は崩れます。

学習椅子や食卓の椅子は座面の高さを調整し、足の裏全体が床(届かない場合は足置き)にしっかりつく状態にしてあげてください。これだけで、背筋がスッと伸びやすくなります。

2. 遊びの中で「体幹」を鍛えよう

「筋トレしなさい」と言っても続きませんが、遊びなら別です。

  • バランスボールを椅子代わりにテレビを見る
  • 親子で手押し車や片足立ち競争をする
  • 公園のアスレチックで思いっきり遊ぶ

これらは、楽しみながら自然と体幹を鍛える最高のトレーニングです。ゴールデンエイジ(神経系が発達する小学生くらいの時期)にこうした遊びを取り入れることは、一生モノの財産になります。

3. ゲーム・スマホの「30分ルール」

完全に禁止にするのは難しい時代です。だからこそ、ルールを決めましょう。

  • 30分に1回は休憩して、身体をグーンと伸ばす。
  • ゲームやスマホは、なるべく目の高さで(床に置いて覗き込むのはNG)。

これだけでも、首や背中への負担はぐっと減らせます。

小林整骨院の「子ども猫背矯正」とは

「家で注意すると、すぐ喧嘩になっちゃう…」

「姿勢が悪すぎて、どこから直していいか分からない」

そんな時は、私たちプロを頼ってください。実はお子様の骨は大人より柔らかいので、大人よりも早く、高い矯正効果が出やすいんです。

小林整骨院では、お子様の成長段階に合わせた専門的な施術を行うことが可能です。

1. 痛くないから安心!子ども専用のソフト矯正

「整骨院って、ボキボキされて痛そう…」と心配されるかもしれませんが、当院の子ども矯正はとってもソフト。成長期の柔らかい骨や関節を傷つけないよう、優しく筋肉をストレッチしながら、骨格を正しい位置へ導きます。小さなお子様でもリラックスして受けていただけます。

2. 子供の「やる気スイッチ」を押します

親御さんから言われると「うるさいなぁ」と反発してしまう子も、先生から「姿勢が良いと、かけっこが速くなるよ!」「背が伸びやすくなるかもよ!」とメリットを伝えられると、案外素直に聞いてくれるものです。私たちは、お子様自身が「良い姿勢になりたい!」と思えるような声かけを大切にしています。

3. 身体に「良い姿勢」を覚え込ませる

悪い姿勢が「ラクだ」と勘違いしている脳に、矯正を通じて「良い姿勢の方がラクで動きやすいんだ」という新しい感覚をインプットさせます。また、ご自宅でできる簡単な体操や、ランドセルの正しい背負い方などもアドバイスし、良い姿勢が定着するまでしっかりサポートします。

まとめ

子どもの頃に身についた姿勢は、その子の一生を支える土台になります。

姿勢が良くなれば、勉強にもスポーツにも集中でき、何より自分に自信が持てるようになります。

「もう少し大きくなってからでいいか」と先延ばしにせず、骨格が柔軟な**「今」**こそが、姿勢をリセットする最大のチャンスです。

「ちょっと気になるな」と思ったら、ぜひ一度、親子で小林整骨院にいらしてください。私たちと一緒に、お子様の健やかな成長と未来をサポートしていきましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com