その息苦しさ、もしかして肩こりのせい?原因と解消方法を徹底解説
2025.4.30 肩こり , 重要おすすめ記事
息苦しさを感じる理由は、肩こりが原因かもしれません。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で肩や首の筋肉が硬くなると、肺の動きが制限され、自然と呼吸が浅くなることがあります。
今回は、肩こりと息苦しさの関係性を解説し、自宅でできる改善方法を紹介します。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
肩こりと息苦しさの関係

肩こりと呼吸の浅さには密接な関係があります。肩や首の筋肉が緊張すると、呼吸を補助する筋肉の動きが妨げられ、息苦しさを引き起こすことがあります。呼吸が浅くなると血液中の酸素濃度が低下し、筋肉の緊張が高まることでさらに肩こりが悪化するという悪循環に陥ってしまいがちです。
さらに、肩こりを放置すると、呼吸が浅くなるだけでなく、自律神経のバランスが崩れることもあります。その結果、慢性的な息苦しさや倦怠感、さらには不眠や便秘といった症状につながる可能性も否定できません。
しかし、肩こりか呼吸のどちらか一方を改善することで、もう一方の症状まで緩和されることもあります。肩こりと呼吸は互いに影響しあっているため、両者の関係性を理解し、適切に対処することが重要です。
肩こりが息苦しさを引き起こすメカニズム
肩こりが呼吸のしにくさを引き起こすメカニズムには、主に横隔膜の機能低下と、肩や首周りの筋肉の緊張が関係しています。
呼吸の要となる横隔膜は、肩こりによってその動きが制限されてしまうことがあります。
また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪化も、胸郭を圧迫し、肺が十分に広がらない原因です。
加えて、肩や首の筋肉が緊張すると、周辺の血管が圧迫されて血流が悪化し、酸素供給が低下します。その結果、息苦しさを感じてしまうことがあります。
肩こりにより息苦しさが続くとどうなる?
肩こりが悪化すると、呼吸が浅くなり、息苦しさや胸の苦しさを感じることがあります。しかし、症状はそれだけにとどまりません。
肩こりが原因で呼吸がしにくい状態が続くと、全身に十分な酸素が行き渡らなくなり、集中力の低下や体のだるさ、代謝の悪化などを引き起こすことがあります。さらに、自律神経のバランスが乱れることで、不眠や便秘、肌荒れといった、一見肩こりとは関係ないように思える症状が現れることもあるのです。
これらの症状は、呼吸が浅くなることで連鎖的に発生することが少なくありません。そのため、肩こりを単なる筋肉の凝りと軽視せず、早めに対処することが大切です。
肩こりを解消して呼吸を楽にする方法
肩こりと息苦しさの両方を解消する方法をご紹介します。
胸や肩周りのストレッチで筋肉の緊張をほぐす

胸や肩周りのストレッチを行うことでこれらの筋肉をほぐし、呼吸のしやすさを改善することができます。
胸を開くストレッチ
両手を背中の後ろで組み、肩甲骨を寄せながら胸を開き、深呼吸を繰り返します。これにより大胸筋や小胸筋をほぐし、呼吸の際に肺がしっかり膨らむようになります。
鎖骨の下をマッサージ
鎖骨の下にある小胸筋を指で軽く押しながらマッサージすると、巻き肩が解消され、胸が開きやすくなります。自然と呼吸が深くなり、酸素の取り込みがスムーズになります。
肩甲骨を動かすエクササイズ
両腕を前に伸ばし、肩甲骨を広げたり寄せたりする動きを繰り返すことで、肩周りの筋肉をほぐし、胸の圧迫感を軽減できます。
ストレッチを習慣化することで筋肉の柔軟性を保ち、呼吸が楽になるだけでなく、血流の改善や姿勢の矯正にもつながります。
腹式呼吸を意識して肺をしっかり使う
腹式呼吸を意識することで肺をしっかり使い、息苦しさを改善することができます。腹式呼吸を行うことで、横隔膜の動きを活発にし、呼吸が深くなります。また呼吸が深くなることで、副交感神経が活性化され、自律神経を整える効果も期待できるでしょう。
腹式呼吸を効果的に行うためには、背筋を伸ばしてリラックスすることが大切です。
椅子に深く座らず、お腹に軽く手を当てながら呼吸の動きを意識すると、自然と横隔膜がしっかりと働きます。
- 背筋を伸ばして座り、片手をおへその下に置きます。
- 鼻から4秒かけてゆっくり吸い、お腹が膨らむのを感じましょう。
- そして口をすぼめて8秒かけて吐き出します。
この呼吸法を意識的に日常に取り入れることで、呼吸の浅さを改善し、肩こりの軽減が期待できます。
姿勢を改善する

姿勢の改善は、肩こりによる呼吸困難を解消する基本的な取り組みです。正しい姿勢を維持することで、肩こりの予防にもつながり、呼吸が深くなることで体全体の酸素供給が改善されます。
立ったときの姿勢をチェック
壁を背にして立ち、「頭」「肩」「お尻」「ふくらはぎ」「かかと」が壁に付いているかを確認しましょう。腰と壁の間に手の平が入る程度が理想的な姿勢の目安です。
正しい座り方を意識
椅子に深く腰をかけるのではなく、椅子の真ん中に腰かけ、あごを軽く引きましょう。頭は上から引っ張られているイメージで姿勢を整えます。デスクワーク中は30〜60分に一度立ち上がり、軽いストレッチを行って、肩や背中の緊張をほぐすことも大切です。
呼吸困難が続く場合は医療機関へ
肩こりによる息苦しさが続く場合、セルフケアだけでなく、医療機関での専門的な診断と治療が必要です。日常生活に支障を来たす程度の息苦しさがある場合は、早めの受診をおすすめします。原因が単なる肩こりではなく、より深刻な疾患の可能性もあるためです。
また長期間肩こりを放置すると血行不良が進み、さらに呼吸が浅くなる悪循環に陥ることもあります。早めに専門機関で診察を受けることが、症状を悪化させないための重要なポイントです。
整骨院では、姿勢の歪みや筋肉の緊張を改善する施術が行われており、呼吸しやすい状態に導くことが可能です。
小林整骨院でも、体のさまざまなお悩み・ご質問などの相談も受け付けているため、お気軽にご相談ください。
まとめ:肩こりを解消して快適な呼吸を取り戻そう

肩こりと呼吸の浅さには密接な関係があり、肩や首の筋肉が硬くなることで呼吸が妨げられ、息苦しさを感じることがあります。この状態を放置すると、血流の悪化や自律神経の乱れを引き起こし、疲労感や不眠、集中力の低下などの症状へと発展する可能性があります。
しかし、姿勢の改善やストレッチ、腹式呼吸などの適切な対策を講じることで、肩こりと呼吸の問題は解消することが可能です。
日々の小さな意識と取り組みが、快適な呼吸と健康的な生活への第一歩となります。今日から始められることから、少しずつ実践していきましょう。