片方の骨盤が痛い時、どうしたらいい?痛みの原因や対処方法まとめ!

2022.12.26 スポーツ活法 , 歪み矯正 , 産後の不調 , 重要おすすめ記事

皆さんは日常生活を送られていて、骨盤の痛みに悩まされた経験はございませんか?

骨盤の痛みは様々な原因によって引き起こされることが多く、日常生活の姿勢の悪さや体への負担のかかり方で骨盤に痛みが生じるケースが増えています。

特に現代では在宅ワークという働き方が増えたことにより、職場にあるデスクチェアーなどでちゃんとした体勢で仕事をすることができずに姿勢が悪くなりやすくなっており、私たち整骨院の現場でも骨盤の痛みに悩まされている患者さんがご来院されるケースも増えている現状にあります。

今回はその中でも、全体的な骨盤の痛みよりも多く来られる片方の骨盤の痛みに対しての対処方法やまず、そもそもなぜ痛むのかの原因について、国家資格を持った現役施術家がお伝えしていきます。

興味をお持ちになられた方はぜひ最後まで読んでいただいて、参考にしてみてください!

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 骨盤が片方痛い時の原因は?
  2. 骨盤に痛みが出る主な病気一覧
  3. 日常生活でできる対処法
  4. 良くならないときは?
  5. まとめ

骨盤が片方痛い時の原因は?

片方の骨盤が痛い時の原因は、大きく分けて2つあります。

  • 骨盤の歪みからくる筋肉の緊張
  • 内臓の疾患

それ以外にも様々な原因があるのですが、今回はこの2つに絞ってお話をさせて頂きます。

骨盤の歪みからくる筋肉の緊張

骨盤の歪み

整骨院に来られる患者様の多くは、これが原因で痛めていることが多くあります。

日常生活を送る中で体に負担のかからない日はないと思います。

  • 仕事中の姿勢(デスクワーク、立ち仕事、重たいものを持つなど)
  • 家事や育児
  • 歩いたり、動いたりする時の身体の癖

色々あると思いますが、全てにおいて共通して言えるのが「人によって負担のかかり方が違う」ことが大きく言えます。

例えば、同じ体勢で座っていてもある人は重心が右に、ある人は左に、と同じ体の使い方からしても負担のかかり方は違います。また、体格やその人の今までの身体の使い方の癖、筋肉のつき方や年齢、性別によっても大きく差が出ます。

そのため、負担のかかり方の違いから骨盤の歪みが生じ、その周りについている筋肉が緊張し、血流状態が悪くなると歪んでいる方の骨盤周囲に痛みが出ることになります。

この身体の使い方による骨盤の痛みは一度出てしまうとなかなかしぶとく、痛みが取れたとしても歪みがそのままの状態だと、再度痛みを繰り返してしまうようになるので、日常生活の使い方や筋肉、骨格の状態を良くすることが重要になってきます。

内蔵の疾患

そのほかの痛みの原因の一つに、骨盤内に収まっている内臓の疾患による影響で痛みが出ることがあります。

特に骨盤付近の痛みが出る原因として以下の病気が考えられます。

  • 婦人科疾患・生殖器に生じる病気(膣、子宮、卵巣など)
  • 骨盤内にある臓器に生じる病気(膀胱、直腸、虫垂など)
  • 骨盤に近いが骨盤外にある臓器に生じる病気(腹壁、腸、腎臓、尿管、大動脈の下部など)

これらの疾患がある方には、骨盤部に痛みが出る可能性があります。痛みが出る原因の疾患について以下に説明していきます。

骨盤に痛みが出る主な病気一覧

骨盤部に痛みが出る可能性がある疾患については以下が挙げられます。

婦人科・生殖器に生じる病気

月経痛(月経困難症)、子宮内膜症、子宮筋腫など

通常、骨盤痛の原因は重篤な病気ではなく、多くは 月経周期と関連するものです。しかし、骨盤痛の原因となる病気の中には 腹膜炎(腹腔の炎症で通常は感染を伴う)を引き起こすものもあり、これは重篤な病気です。

婦人科疾患は月経周期に関連している場合もしていない場合もあります。

排卵期に起こる月経周期中ごろの痛み(中間痛)で骨盤の痛みが出たりしますし、月経困難になり、痛みが強く出ることもあります。

筋腫は、筋肉組織と繊維組織からこうせいされる良性の腫瘍です。子宮筋腫の多くは痛みを引き起こしませんが、筋腫が変性を起こしている場合や、過剰な出血、筋けいれんを起こしている場合には骨盤に痛みを起こすことがあります。

消化器官に生じる病気

胃腸炎、便秘、膿の蓄積(膿瘍)、腫瘍(良性、悪性の直腸がんなど)胃や腸の炎症を起こしている際には骨盤に痛みが強く出ることがあります。また便秘などで腸内に便が滞留している際にも骨盤や腰に負担がかかり、痛みが出ることがあります。

泌尿器に生じる病気

膀胱炎などの感染症、尿路内の結石(腎結石など)、感染を伴わない膀胱の炎症(間質性膀胱線など)膀胱の炎症などでも骨盤部に痛みが出ることがあります。また、尿路結石は尿道の炎症が強く出てしまい、骨盤部の痛みが発現していく可能性があります。

以上が主な骨盤部に痛みが出る病気の一覧になります。

この病気による痛みが考えられる場合は、早期に病院への受診して頂く事をお勧めしますが、今回のコラムに関しましてはそれ以外の骨盤の歪みや筋肉に対してのアプローチで対応できる症例に対しての対処法を紹介していきます。

日常生活でできる対処法

身体の歪みや筋肉の緊張から来る痛みの場合であれば、ご自身で対応できる方法もありますのでいくつかご紹介していきます。

骨盤の歪みセルフチェック

骨盤の歪みの種類

ご自身の骨盤がどっちに歪んでいるかを簡単にチェックする方法をお伝えします。ご自宅で簡単にできるのでぜひともやってみてください。

  1. 椅子やベッドに座る
  2. 座った状態から膝を90度に曲げて、踵を揃える
  3. 身体を前に屈め、膝のお皿の下に指をあて、どちらが前に出ているか調べる

この手順だけで、ご自身の骨盤の歪みがチェックできます。

骨盤の歪みが強い人は、当てた指のどちらか一方が前方に出ています。

右膝が前方に出ている場合、これは太ももの骨の長さが変わっているわけではなく、右の骨盤が前にねじれている状態になっている可能性が高いです。このねじれが起きることで、骨盤のずれが生じ、どちらか一方に負担がかかることで、片方の骨盤に痛みを引き起こされることがあります。

また、骨盤の前後のねじれがあることで、立った時の足の長さが均等でなくなるため、歩行時に偏った負担をかけてしまったり、骨盤だけでなく、膝や足首に負担をかけてしまいます。

この骨盤の歪み出る人には、以下の原因が関係している可能性が高いです。

  • 座った時に足を良く組む
  • 長時間座っている時間が長い
  • 立つときにどちらか一方の足に重心を置いて立っている

以上の原因に心当たりのある方は、まずはその姿勢にならないように日々の姿勢を意識してあげると歪みが出にくい体になり、骨盤部の痛みを軽減できるので、意識していきましょう。

骨盤周りの筋肉のセルフストレッチ

骨盤周りの筋肉の緊張が強い状態だと、腰や股関節の可動域が悪くなり、片方の骨盤に痛みを生じやすくなるので、硬くなっている骨盤周りの筋肉を緩めてあげるストレッチをしてあげることも良い方法でしょう。

特に腰、骨盤、股関節の動きに大きく関係する2つの筋肉のストレッチ方法をお伝えしますのでぜひともチャレンジしてみてください。

大殿筋ストレッチ

一つ目は大殿筋のストレッチです。

大殿筋は骨盤付近の筋肉の中でも強力で厚みのある筋肉です。

動作としましては、立ち上がる・歩くなどで強く働き、立っている姿勢では姿勢を維持し、重力に対して身体を支えている筋肉になります。この筋肉は日常生活で硬くなりやすく、骨盤の痛みに直結しやすい筋肉なので、しっかり伸ばしてあげることが大事になってきます。

手順としましては

  1. 床に両足を伸ばして座る。
  2. 伸ばしたい方のおしりと同じ足の膝を曲げ、反対の足と交差させるように置く。
  3. 上半身を伸ばしたい方のおしり側にねじり、反対の腕を膝にひっかける

負荷を上げたい方は、膝に引っ掛けた腕を反対側に伸ばしてあげるとストレッチが上がります。

ハムストリングスストレッチ

次にお伝えするのはふとももの裏にあるハムストリングスのストレッチです。

ハムストリングスは3つの筋肉の総称で内側にある半腱様筋、半膜様筋と外側にある大腿二頭筋の総称になります。

この筋肉の作用は膝を曲げる時や股関節を後ろに反らせる際に使う筋肉ですが、この筋肉の始まりが骨盤の坐骨結節という椅子に座った時に当たる骨のでっぱりの部分になっており、ハムストリングスが緊張することにより、骨盤部に負担をかけてしまいます。

伸ばし方の手順は以下の通りです。

  1. 仰向けに寝転がって、伸ばしたい方の骨盤の足を膝を曲げずに上にあげる。
  2. 挙げられる範囲まで上げたあと、タオルなどを足の裏(土ふまず)にひっかけ、両端を持つ。
  3. タオルの両端を腕の力で引っ張る。

注意点としましては、膝を曲げてしまうとストレッチが効きづらくなるので、できる範囲で膝を伸ばしましょう。

ご紹介した2つの筋肉をお風呂上りなどの筋肉の緊張が緩和されている状態で、10秒×3セット、2~3日のペースで行うと効果を実感しやすいのでぜひともチャレンジしてみてください。

筋肉を伸ばす際の注意点しましては、勢いをつけたり、痛みを我慢してストレッチを行うと筋線維を損傷してしまう可能性があるので、ゆっくり、心地いい刺激量で伸ばしてあげてください。

良くならないときは?

お伝えした方法で症状が改善されない場合は、筋肉の緊張のみの痛みではないため、お近くの治療院に相談することをお勧めします。

特に片方の骨盤だけ痛みが出る原因は先述したように、骨盤の歪みも大きく影響しており、自分自身で骨盤の歪みを整えることはかなり難しいです。そのため、骨盤を正しい位置に戻す施術を行っている治療院を選ぶことが症状改善の近道になります。

小林整骨院でできること

小林整骨院グループでは、戦国時代から続く治療法を元に作られた小林式背骨骨盤矯正術をメインに施術をさせて頂いています。

歪んでいる骨格を骨盤だけではなく、背骨からしっかり整えて、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出す施術になっており、その即効性の高さからプロのアスリートや著名人の方々から評判の頂いている治療法になっております。

また、国家資格を持った施術スタッフがあなたのお身体の状態を確認したうえで、症状に合わせた最適の施術を行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「片方の骨盤が痛む」に対してお伝えさせて頂きました。

セルフできるケアもお伝えさせて頂いたので、このコラムを参考にまずはご自身でチャレンジしてみて、それでも痛みが改善されない場合は、お気軽にお近くの小林整骨院にご相談ください。

あなたのその痛みが少しでも良くなることを願っております。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com