骨盤の歪み、3つのセルフチェック|腰痛・下半身太りの原因と治し方

2025.10.15 歪み矯正

「マッサージに行っても、すぐに腰痛がぶり返してしまう」
「ダイエットしても、なぜか下半身だけ痩せない…」
「周りの人から姿勢が悪いとよく指摘される」

あなたが抱えているそのつらいお悩み、もしかしたら**体の土台である「骨盤の歪み」**が原因かもしれません。骨盤は上半身と下半身をつなぐ体の中心であり、ここが歪むと、まるで家の土台が傾くように、全身に様々な不調を引き起こしてしまうのです。

この記事では、ご自身の骨盤が歪んでいるかどうかが分かる**「簡単なセルフチェック法」から、「日常生活に潜む歪みの原因」、そして「整骨院で行う専門的な骨盤矯正」**について、体のプロが分かりやすく解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

  1. 骨盤の歪みセルフチェック
  2. 日常生活に潜む原因
  3. 骨盤の歪みが引き起こす様々な不調
  4. 自分でできる骨盤ケアと、その限界
  5. 小林整骨院の「骨盤矯正」とは?
  6. まとめ

もしかして私も?骨盤の歪みセルフチェック

まずはご自身の体の状態を知ることから始めましょう。安全な場所で、無理のない範囲で試してみてください。一つでも当てはまったら、骨盤が歪んでいる可能性があります。

1. その場で足踏みチェック

目を閉じて、腕を振りながらその場で50回ほど足踏みをします。終わったら目を開け、最初の位置からどれだけ移動しているか確認しましょう。

判定: スタート地点から大きく移動していたり、左右どちらかに大きくズレていたりする場合、体の重心が傾き、骨盤が歪んでいる可能性があります。

2. 靴裏の減り方チェック

普段よく履いている靴の裏を見てみましょう。左右の靴で、かかとの外側の減り方に大きな差はありませんか?

判定: 片方の靴だけが極端にすり減っている場合、歩行時の重心が偏っている証拠です。これは骨盤の傾きが影響していることが多いです。

3. 仰向けで足の開きチェック

床に仰向けになり、全身の力を抜いてリラックスします。その状態で、両足のつま先がどのくらい開いているかを確認しましょう。

判定: 両足の開く角度が均等(Vの字)であれば理想的です。片方の足だけが大きく開いていたり、逆に内側に入っていたりする場合、骨盤が開いている、またはねじれているサインです。

なぜ骨盤は歪むのか?日常生活に潜む原因

骨盤の歪みは、特別なことが原因ではなく、多くは日々の無意識な癖や習慣の積み重ねによって引き起こされます。

脚を組む癖

椅子に座る時に、つい同じ方の脚を上にして組んでいませんか?脚を組むと、骨盤が左右非対称に傾き、ねじれた状態が長時間続くことになります。この癖が習慣化すると、骨盤が歪んだ位置で固まってしまい、腰痛や坐骨神経痛の大きな原因となります。

いつも同じ側で荷物を持つ

ショルダーバッグをいつも同じ方の肩にかけたり、利き腕だけで荷物を持ったりする癖も要注意です。体が片側に傾くのを無意識にバランスを取ろうとして、反対側の骨盤が持ち上がり、左右の高さにズレが生じてしまいます。

長時間のデスクワーク・スマホ操作

長時間同じ姿勢でいること、特に猫背や前かがみの姿勢は、骨盤が後ろに倒れた状態(後傾)を招きます。骨盤が後傾すると、背骨の自然なS字カーブが失われ、ぽっこりお腹や腰痛、肩こりの原因になるだけでなく、内臓の働きにも影響を与えることがあります。

妊娠・出産による影響

妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて骨盤が前傾し、反り腰になりがちです。また、出産時には赤ちゃんが通るために「リラキシン」というホルモンの影響で骨盤周りの靭帯が緩みます。

産後、この緩んだ骨盤が正しい位置に戻らないままでいると、体型の崩れや腰痛、尿漏れといった産後特有の不調につながることがあります。

骨盤の歪みが引き起こす様々な不調

骨盤の歪みは、単に姿勢が悪くなるだけではありません。放置すると、全身に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

痛みやこり(腰痛・肩こり・頭痛)

骨盤が歪むと、その上にある背骨もバランスを崩し、周辺の筋肉に過剰な負担がかかります。これが、多くの人が悩む慢性的な腰痛や肩こりの直接的な原因です。

さらに、首周りの緊張は頭部への血流を悪化させ、つらい頭痛や眼精疲労を引き起こすこともあります。

美容面への影響(ぽっこりお腹・下半身太り)

骨盤が前後に傾くと、お腹周りの筋肉(インナーマッスル)がうまく使えなくなり、内臓が下がってきて「ぽっこりお腹」の原因になります。

また、骨盤が開くと股関節が外側にねじれ、お尻や太ももの外側に脂肪がつきやすくなるため、「下半身太り」やO脚につながります。

女性特有の悩み(生理痛・冷え・むくみ)

骨盤の中には子宮や卵巣といった大切な臓器が収まっています。骨盤が歪むことでこれらの臓器が圧迫されたり、血流が悪くなったりすると、つらい生理痛や生理不順の原因となることがあります。

また、下半身の血行不良は、足先の冷えやむくみを引き起こしやすくなります。

自分でできる骨盤ケアと、その限界

歪みを改善・予防するために、ご自身でできることもあります。しかし、セルフケアだけでは限界があることも知っておきましょう。

自宅でできる簡単ストレッチ

お尻の筋肉を伸ばすストレッチは、骨盤周りの緊張を和らげるのに効果的です。

  1. 椅子に浅く座り、右足首を左の太ももに乗せます。
  2. 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒し、お尻が伸びるのを感じたところで20秒キープします。
  3. 反対側も同様に行います。

※痛みを感じる場合は無理をせず中止してください。

セルフケアだけでは難しい理由

ストレッチは筋肉を緩めるのに有効ですが、歪んで固まってしまった骨格を正しい位置に戻すのは非常に困難です。

また、ご自身の歪みがどのようなタイプ(前傾・後傾・左右の傾き・ねじれなど)なのかを正確に判断できないままケアを行うと、かえって歪みを助長してしまう可能性もあります。根本的な改善を目指すには、専門家による正確な診断と施術が不可欠です。

小林整骨院の「骨盤矯正」とは?

当院では、体の土台である骨盤を整えることを、あらゆる不調改善の第一歩と考えています。

1. 丁寧な検査で歪みのタイプを特定

まず、カウンセリングと専門的な検査で、あなたの骨盤がどのように歪んでいるのか(前後の傾き、左右の高さ、ねじれなど)を正確に分析します。

骨盤の歪みは一人ひとり異なり、その原因も様々です。私たちは、この歪みのタイプを的確に見極めることで、あなたにとって本当に必要な施術だけを無駄なく提供します。

2. 独自の「小林式矯正」で根本改善

筋肉と骨格の両方にアプローチする独自の「小林式矯正」を用いて、骨盤を正しい位置へと優しく導きます。骨盤だけを単独で見るのではなく、連結する背骨や股関節とのバランスも考慮し、全身の連動性を整えることで、不調の根本原因にアプローチします。

3. 再発させないための生活指導

施術で骨盤を整えても、歪みの原因となった生活習慣がそのままだと、いずれまた元の状態に戻ってしまいます。

当院では、施術の効果を長持ちさせ、良い状態を維持していただくために、一人ひとりの癖に合わせた座り方や立ち方、ご自宅でできる簡単なエクササイズなどを具体的にアドバイスし、再発しない体づくりを徹底的にサポートします。

まとめ

原因不明の腰痛や肩こり、スタイルの崩れといった悩みの裏には、体の土台である「骨盤の歪み」が隠れていることが少なくありません。骨盤は体の要であり、その歪みを放置することは、様々な不調の種を育てることにつながります。

セルフチェックで歪みが気になった方、長年の不調を根本から改善したい方は、ぜひ一度、体の専門家にご相談ください。小林整骨院では、あなた自身の歪みのタイプを正確に見極め、独自の骨盤矯正で健康で美しい体づくりをサポートします。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com