寝違えの正しい治し方|すぐにできる対処法から予防まで専門家が解説

2025.10.10 重要おすすめ記事

朝、目を覚ました瞬間に首に走る激痛。「やってしまった…」と誰もが経験するつらい「寝違え」。首が動かせないと、日常生活に支障が出て一日中ゆううつですよね。

この記事では、そんな寝違えの痛みでお困りの方へ向けて、体の専門家である小林整骨院が「寝違えた直後の正しい対処法」「悪化させてしまうNG行動」「再発させない予防法」まで分かりやすく解説します。

つらい痛みを我慢せず、正しい知識で一日も早く快適な日常を取り戻しましょう。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

  1. 寝違えの症状と危険なサイン
  2. 寝違えた直後の応急処置
  3. 寝違えを悪化させるNG行動
  4. 寝違えの主な原因
  5. 寝違え痛みが続く場合の相談先
  6. 小林整骨院での寝違え施術
  7. 寝違えの予防法
  8. まとめ

寝違えの症状と危険なサイン

まず、ご自身の症状が一般的な寝違えかどうかを確認しましょう。

寝違えの主な症状

朝起きた時に首を動かすと「ズキッ」と痛みが走ったり、首が固まって動かせなくなったりするのが寝違えの典型的な症状です。これは睡眠中に不自然な姿勢が続いたことで、首や肩の筋肉が部分的に血行不良に陥り、軽度の肉離れや筋膜の炎症を起こしている状態です。首から肩、背中にかけて広範囲に痛みやだるさを感じることも少なくありません。

すぐに病院へ行くべき危険なサイン

単なる寝違えと侮ってはいけません。手足の痺れや力の入りにくさ、めまい、吐き気などが伴う場合、それは単なる筋肉の問題ではなく、神経の圧迫や脳・脊髄に関わる重大な病気のサインかもしれません。これらの症状は自己判断で様子を見るべきではありません。迷わず速やかに整形外科などの医療機関を受診し、専門医の正確な診断を仰いでください。

寝違えた直後の応急処置

痛みが出た直後は、炎症を抑えることが最優先です。

1. 安静にする

一番大切なのは「安静」です。痛みを感じる方向に無理に首を動かしたり、ストレッチをしたりするのは絶対にやめましょう。炎症が悪化し、回復を遅らせる原因になります。仕事や家事の最中も、急に振り向いたり、重いものを持ったりせず、首に負担をかけないよう意識して過ごすことが早期回復への近道です。

2. 痛い部分を冷やす

寝違えの直後は、筋肉が熱を持っている「炎症」状態です。この炎症を抑えるために、「冷やす」のが正解です。タオルで包んだ保冷剤などを1回15~20分を目安に当てましょう。感覚がなくなったら一度外し、また痛むようなら冷やす、というのを繰り返してください。凍傷にならないよう、直接肌に当てるのは避けましょう。

3. 楽な姿勢で過ごす

痛みを感じながら無理な姿勢を続けると、余計な筋肉の緊張を招き、回復を妨げてしまいます。椅子に座る際は深く腰掛け、背もたれに寄りかかる、横になる際はクッションで首の隙間を埋めてあげるなど、少しでも痛みが和らぐ楽な姿勢を見つけて過ごしましょう。市販のネックカラー(首コルセット)を短時間使用するのも有効な手段です。

寝違えを悪化させるNG行動

良かれと思ってやったことが、症状を悪化させる可能性があります。以下の行動は避けましょう。

NG①:無理なストレッチ

痛みは、体が「それ以上動かさないで」と発している危険信号です。この信号を無視して痛みを我慢しながら首を伸ばしたり回したりすると、炎症を起こした筋繊維がさらに断裂し、修復に余計な時間がかかってしまいます。「動かせばほぐれる」というのは誤解であり、急性期においては安静が鉄則。ストレッチは痛みが引いてからにしましょう。

NG②:自己流のマッサージ

痛い部分を強く押したり揉んだりしたくなる気持ちは分かりますが、これもNGです。痛みの中心部を強く刺激すると、防御反応で筋肉がさらに硬くなったり、炎症を悪化させたりするリスクがあります。専門家は原因を特定し、適切な力加減で施術しますが、自己流の判断で患部を刺激するのは非常に危険ですので絶対にやめましょう。

NG③:体を温めすぎる行為

痛みが落ち着いた慢性期には血行促進のために温めるのが効果的ですが、痛めた直後の急性期に温めるのは「火事に油を注ぐ」ようなものです。熱いお風呂や長時間のシャワー、飲酒などで血行が過剰に促進されると、炎症物質が周囲に広がり、かえって痛みや腫れが増すリスクがあります。痛みが強い2~3日は、入浴は控えるか、ぬるめのシャワーで軽く済ませましょう。

寝違えの主な原因

寝違えは、主に以下のような原因で起こります。

不自然な寝姿勢: ソファや床でのうたた寝など。
合わない枕の使用: 枕が高すぎたり低すぎたりする。
疲労やストレスの蓄積: 首や肩周りの筋肉が常に緊張している。
体の冷え: 睡眠中に体が冷えて筋肉がこわばる。

寝違え痛みが続く場合の相談先

セルフケアを2~3日続けても痛みが改善しない、または頻繁に繰り返す場合は、専門家に相談しましょう。

整形外科

整形外科は、医師が診断と治療を行う医療機関です。骨、関節、靭帯、神経といった運動器の疾患を専門とし、レントゲンやMRIなどの画像検査を用いて、痛みの原因を医学的に診断できるのが最大の特徴です。骨折や脱臼、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症など、構造的な問題が疑われる場合は、まず整形外科を受診することが推奨されます。治療法は、投薬、注射、湿布などの処方、リハビリテーション、そして必要に応じて手術など、多岐にわたります。

整骨院

整骨院は、柔道整復師という国家資格者が施術を行う場所です。整形外科で「骨に異常なし」と診断されたものの痛みが続く場合など、レントゲンには映らない筋肉の緊張や骨格の微妙なズレ(歪み)が原因の不調を得意とします。体の専門家が手技によるアプローチで、硬くなった筋肉や動きの悪い関節を正常な状態に導きます。痛みを和らげるだけでなく、体の機能回復をサポートし、再発予防まで見据えた施術を受けられるのが特徴です。

小林整骨院での寝違え施術

小林整骨院では、ただ痛みを和らげるだけでなく、なぜ寝違えが起きたのかという「根本原因」にまで目を向け、再発しない体づくりをサポートします。

1. 原因の特定

まず丁寧なカウンセリングで、姿勢の癖や生活習慣などをお伺いします。次に、首の可動域や筋肉の緊張度、さらには骨盤など体全体の歪みを専門家の視点でチェック。痛みの原因は、必ずしも首にあるとは限りません。全身の状態を把握することで、ご自身では気づけなかった「痛みの根本原因」を特定し、分かりやすくご説明します。この的確な原因分析が、効果的な施術への第一歩となります。

2. 独自の根本施術

当院独自の「小林式矯正」を用いて、痛みの根本原因である骨格の歪みを調整。首だけでなく、土台となる背骨や骨盤からバランスを整えることで、痛みが再発しにくい体づくりを根本から目指します。

3. 再発予防のアドバイス

施術で体を整えるだけでなく、その良い状態を維持することが重要です。当院では、画一的な指導ではなく、あなたの生活習慣に合わせた「あなただけの再発予防プラン」をご提案します。枕の選び方やデスクワーク中の姿勢、今日からできる簡単なセルフケアなど、具体的で実践しやすいアドバイスを徹底。施術だけで終わらない、あなたの健康な毎日をサポートするパートナーとして、二人三脚で再発しない体づくりを目指します。

寝違えの予防法

つらい寝違えを繰り返さないために、日々の習慣を見直しましょう。

1. 枕を見直す

人生の約3分の1を占める睡眠時間。その間ずっと首を支え続けるのが枕です。高さや硬さが合わないと、首の骨(頚椎)に常に負担がかかり、筋肉が休まりません。理想的な寝姿勢(仰向けで顔がやや下向き、横向きで首と背骨が一直線)を保てる枕を選ぶことは、最高の予防策と言えます。まずは今お使いの枕にタオルを敷くなどして高さを調整してみましょう。

2. 寝る前の軽いストレッチ

日中にパソコン作業やスマホ操作で緊張した筋肉を、寝る前にリラックスさせ、血行を促進させることが目的です。ただし、寝違え予防のストレッチは、首を直接グリグリ動かすのではなく、肩甲骨を寄せたり、ゆっくり腕を回したりする肩周りの運動が中心です。お風呂上がりの体が温まっている時に、気持ち良いと感じる範囲でリラックスして行いましょう。

3. 体を冷やさない

体が冷えると血管が収縮し、筋肉への血流が悪くなります。血行不良の筋肉は硬くこわばって伸縮性を失うため、睡眠中の些細な頭の動きでも傷つきやすくなります。特に首元は外部の冷気の影響を受けやすい部分です。夏場のクーラーや冬場の隙間風などで首元が冷えないよう、服装や寝具を工夫して、意識的に保温を心がけましょう。

まとめ

つらい寝違えは、起きてしまった直後の「安静」と「アイシング」が重要です。自己流の対処で悪化させないよう、まずは焦らずに正しく応急処置を行いましょう。

セルフケアで改善しない痛みや、何度も繰り返す寝違えは、体の歪みなどが原因かもしれません。そんな時は、我慢せずに専門家へ頼ることが改善への近道です。小林整骨院では、痛みの根本原因からアプローチし、あなたに合わせた最適な施術で早期改善を全力でサポートします。
























監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com