ひどいなで肩、もう悩まない! 原因から改善策まで徹底解説
2025.5.21 重要おすすめ記事
なで肩は、先天的なものの可能性もありますが、癖や習慣といった後天的な要素が原因になっている場合もあります。後天的になで肩になる原因には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
本記事では、なで肩を放置すると起きる問題やなで肩の原因、改善のために見直したい習慣などを解説します。ひどいなで肩にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
目次
- なで肩とは? 放置すると起こる問題
- なで肩の原因は? タイプ別の原因と対策
- 今すぐできる! なで肩改善エクササイズ&ストレッチ
- プロの技で根本改善! 整体やはり・きゅうという選択肢
- 日常生活で意識すべきなで肩改善の習慣
- まとめ:なで肩改善で健康と美しい姿勢を手に入れよう
なで肩とは? 放置すると起こる問題
なで肩とは肩の両端が、本来あるべき位置よりも低い状態を指します。なで肩ではない方の鎖骨は水平になっていますが、なで肩の方はハの字になっているケースが多いです。
なで肩の場合、そうでない方に比べて肩が安定していないため、頭を十分に支えられません。首や肩に必要以上に負担がかかりやすいため、肩こりや首こりが起こりやすくなります。
また首が前突しやすい傾向にあるため、首から肩にかけての神経や血管が圧迫されやすいです。ひどいなで肩になると、肩から肩甲骨辺りに痛みを感じる胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)や、肩関節周囲炎といった疾患を発症することもあります。
なで肩の方は、肩幅が狭く見え、バストラインも下がりやすいです。スタイルにも影響が出やすく、「シルエットがはっきり出るファッションが似合わない」と悩む方も少なくありません。
なで肩の原因は? タイプ別の原因と対策
なで肩は先天的な骨格が原因と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、さまざまな原因によって、後天的になで肩になってしまう方もいます。ここからは、なで肩の原因と、タイプ別の対策を紹介します。
生まれつきの骨格
なで肩の原因の一つは、生まれつきの骨格です。子どもの頃からなで肩だった方は、遺伝によって、なで肩になっている可能性が高いでしょう。
生まれつきなで肩の場合、自力での対策は難しいです。整骨院で相談することで、改善できる可能性があります。
特定の疾患
なで肩に影響する特定の疾患を発症していることで、なで肩になってしまう方もいます。
例えば、難病指定されているクラインフェルター症候群は、なで肩の原因になり得る疾患の一つです。男性のみに発症する疾患で、国内で62,000人が発症しているとされています(※1)。思春期の遅れや精巣の発育不足、不妊などの症状があり、この疾患を抱えている方は、手足が細長く、高身長という特徴があります。
また同じく難病指定されているウィリアムズ症候群も、なで肩の原因になり得る疾患です。性別に関係なく1〜2万人に1人の割合で発症するとされています(※2)。低身長や発達の遅れ、心血管疾患、腎泌尿器疾患といったさまざまな症状が現れますが、人によって症状は異なるのが特徴です。
なで肩の方で、上記のような症状がある場合は、一度医療機関を受診すると良いでしょう。
※1 参考:難病情報センター.「クラインフェルター症候群(KS)(平成21年度)」.https://www.nanbyou.or.jp/entry/639 ,(参照2025-03-18).
※2 参考:難病情報センター.「ウィリアムズ症候群(指定難病179)」.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4765 ,(参照2025-03-18).
筋力の低下
後天的になで肩になる原因の一つとして、筋力の低下が挙げられます。
運動習慣がない方は、肩や肩甲骨周りの筋力が衰え、肩を本来の位置に維持できません。その結果、鎖骨の位置が下がり、なで肩になってしまいます。
筋力の低下が原因の場合は、肩や肩甲骨のエクササイズを行い、筋肉を強化することで、なで肩が改善する可能性があります。
猫背
猫背も、後天的になで肩になる原因の一つです。
背中が丸まると肩甲骨が開き、本来の位置よりも下がってしまいます。その結果、肩の位置も下がってしまうため、なで肩になってしまうでしょう。
猫背の方は、正しい姿勢を意識するとともに、肩甲骨のストレッチを習慣にするのがおすすめです。
日常的な肩への負担
日常的な肩への負担も、後天的になで肩になる原因です。
重い荷物を肩にかけることが多い方は、日常的に肩に大きな負担がかかり、肩が本来の位置より下がってしまうことがあります。重いショルダーバッグをいつも片方の肩にかけている場合、片方だけがなで肩になってしまうケースも少なくありません。
肩への負担を軽減するために、重い荷物を運ぶ際はキャリーケースやチェストベルトが付いたリュックを活用するのがおすすめです。
今すぐできる! なで肩改善エクササイズ&ストレッチ

今すぐ始められるなで肩改善におすすめのエクササイズとストレッチを紹介します。
オーバーヘッドシュラッグ運動
なで肩改善におすすめのエクササイズの例として、オーバーヘッドシュラッグ運動が挙げられます。具体的なやり方は以下の通りです。
- 壁の前に立つ
- 万歳をして、壁に手をつく
- 指先を天井方向に伸ばして、肩甲骨を動かす
- 力を抜いて2の状態に戻る
- 3・4を複数回繰り返す
肩甲骨をできるだけ大きく動かすことを意識しましょう。
肩甲挙筋ストレッチ
なで肩改善におすすめのストレッチは、肩甲挙筋ストレッチです。
- 両手を頭の後ろで組む
- 首を軽く前に倒す
- 2のまま、斜め下に首をひねる
- 姿勢を元に戻す
首の後ろの伸びを感じながら、ゆっくりストレッチしてください。
プロの技で根本改善! 整体やはり・きゅうという選択肢

先天的ななで肩の場合、ご自身では改善できない可能性が高いです。また後天的ななで肩の場合も、セルフケアでの改善には時間がかかります。
できるだけ早くなで肩を改善したいなら、根本からの改善が目指せる整体やはり・きゅうの施術を受けてみるのがおすすめです。プロがなで肩の原因を見極め、適切な施術を行ってくれるため、短期間でなで肩の改善を目指せるかもしれません。
日常生活で意識すべきなで肩改善の習慣
整体やはり・きゅうの施術を受けても、なで肩になりやすい癖や習慣があると、なかなか改善が見込めません。
なで肩の改善を目指すために、日常生活では前述したようなエクササイズやストレッチを習慣にしましょう。施術を受ける整骨院でも、エクササイズやストレッチのアドバイスをしてくれるため、相談してみるのもおすすめです。
また立っている状態でも座っている状態でも、正しい姿勢を意識してください。イスやデスクの高さが合わない場合も猫背になりやすいため、この機会に見直してみるのも良いでしょう。
まとめ:なで肩改善で健康と美しい姿勢を手に入れよう
なで肩を放置すると、肩こりや首こりを引き起こしやすくなるだけでなく、胸郭出口症候群などの疾患のリスクも高まります。さらに、スタイルにも影響が出やすいため、早めの対策がおすすめです。紹介した内容を参考になで肩を改善し、健康な体とスタイルアップを目指しましょう。