肩を回すとゴリゴリ音が解消する?ゴリゴリ音の正体と解消法を解説

2024.1.24 四十肩・五十肩 , 肩こり , 重要おすすめ記事

「肩を回すと、ゴリゴリと不気味な音がする」 「音が鳴るたびに、何かが引っかかっているような違和感がある」 「このまま放っておくと、四十肩になってしまうのでは…?」

ふとした瞬間に肩から聞こえる「ゴリゴリ」「ボキボキ」という音。痛みはなくても、身体の中で何かが擦れ合っているような感覚は、決して気持ちの良いものではありませんよね。

実はその音、筋肉が悲鳴を上げているサインかもしれません。 単なる運動不足だと放置していると、やがて炎症を起こし、腕が上がらなくなる「四十肩・五十肩」へと進行してしまうリスクもあります。

この記事では、なぜ肩から音が鳴るのかというメカニズムと4つの原因、ご自宅でできる解消ストレッチ、そして小林整骨院による「音のしない滑らかな肩」を取り戻すための根本治療について、詳しく解説していきます。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 肩のゴリゴリ音の正体
  2. 肩のゴリゴリ音の原因
  3. 肩のゴリゴリを解消するには
  4. 肩のゴリゴリ音を解消するための簡単ストレッチ
  5. まとめ

肩のゴリゴリ音の正体

肩のゴリゴリ音は、硬く縮こまっている筋肉や腱が引き延ばされる際に生じる音です。

肩や肩甲骨周辺には多くの筋肉が存在しますが、長時間デスクワークなどをしている方は、筋肉を動かす機会が少なく、筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉が肩甲骨に当たって擦れると、ゴリゴリという音が鳴ります。

またゴリゴリ音の他に、指や首などの関節で鳴るポキポキ音もあります。このポキポキ音の正体は、関節内のガスや空気が泡となって弾ける際の音です。関節は関節包に覆われ、その内部には関節液と呼ばれる潤滑剤が満たされています。関節液には、関節の潤滑や栄養補給、クッションの役割があります。

ポキポキ音が鳴る原因は、関節液の圧力が低下したり、関節包の一部が関節からずれたりしたことで、関節内のガスや空気が泡となって発生することです。この泡が弾けるときに、ポキポキという音が鳴ります。

ポキポキ音が鳴る代表的な関節は、指や首です。指や首は、日常生活の中で頻繁に動かす関節です。そのため、関節内のガスや空気がたまりやすく、ポキポキ音が鳴りやすい傾向があります。

肩のゴリゴリ音の原因

肩のゴリゴリ音の原因

肩のゴリゴリ音を引き起こす主な原因は、次の4つです。

  • 老廃物の蓄積
  • 猫背などの悪い姿勢
  • 身体の冷え
  • 運動不足

以下ではそれぞれの原因について詳しく見ていきます。

老廃物の蓄積

身体に老廃物がたまると、血液の流れが悪くなり、筋肉が硬くなります。その結果、ゴリゴリとした音が生じる場合があります。

なお、肩が盛り上がっているのは老廃物がたまっているからではなく、凝り固まった筋肉が皮膚を押し上げているためです。

猫背などの悪い姿勢

猫背のような悪い姿勢を続けていると、重い頭を支えることができず、首と肩周りの筋肉に過度の負担を与えてしまいます。これにより筋肉の緊張が高まって硬くなり、結果としてゴリゴリ音を引き起こすことになります。

身体の冷え

体温が下がると、身体はなるべく熱を逃がさないようにと血管や筋肉を収縮させます。すると血液の流れが滞りやすくなり、老廃物の排出も阻害されてしまいます。

その結果、筋肉が硬くなって周辺の骨に当たりやすくなり、肩のゴリゴリ音の一因となることがあります。

運動不足

運動不足により筋力が低下すると、骨や関節を支えることができず、首や肩の負担の増加につながります。また筋力が衰えると冷えや血行不良を招くため、肩周りの筋肉の硬直・ゴリゴリ音の原因となり得ます。

肩のゴリゴリを解消するには

肩のゴリゴリを解消するためには、以下のことに気を付けましょう。

リンパを流すマッサージを受ける

リンパは、身体の老廃物を排出する役割を担っています。そのため定期的にリンパマッサージを受けて、リンパの流れを促進し、老廃物を排出しましょう。自分でマッサージすることも可能ですが、肩甲骨の周りの筋肉を自分でほぐすことは難しいので、プロに頼るのがおすすめです。

縮こまった筋肉を緩めるマッサージを受ける

筋肉の緊張をほぐし、ゴリゴリ音を解消するためには、筋肉を緩めるマッサージがおすすめです。凝り固まった筋肉は肩甲骨の内側の奥にあるため、自分でほぐすことが難しい場合があります。そのようなときは、肩甲骨はがしなどの施術を受けるのがおすすめです。

入浴で身体を温める

肩のゴリゴリ音を解消するためには、入浴で身体を温めることが効果的です。お風呂に入ることで身体が温まると、血流が促進され、老廃物の排出も促されます。身体を芯まで温めるために、定期的に湯船に漬かって筋肉の凝りを予防しましょう。

小まめな水分補給でデトックス

水分不足は血液の流れを悪くさせ、老廃物の蓄積を招きます。定期的に水を飲んで体内の水分量を増やし、筋肉の凝りの一因である老廃物の排出を助けましょう。

軽いストレッチも効果的

肩や首のストレッチは筋肉をほぐすと共に、血流も改善します。デスクワーク中やスマートフォンを見ている間も、小まめに休憩して軽いストレッチを行うことで、ゴリゴリ音の原因にもなる肩の凝りを和らげることができます。

肩のゴリゴリ音を解消するための簡単ストレッチ

ここでは肩のゴリゴリ音を解消するための簡単ストレッチをご紹介します。ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、専門家の助言を求めることが重要です。

【肩甲骨をほぐすストレッチ】

  1. 椅子に浅めに腰掛け、背筋を伸ばす
  2. 肩に手を乗せて、肩甲骨を意識しながら肘を大きくグルグルと30回ほど回す
  3. 反対回しでも30回ほど回す

【首周りをほぐすストレッチ】

  1. 右手を上げたら、頭の左側に添えて右に倒し、15秒ほどキープする
  2. 反対も同じように、左手を上げ、頭の右側に添えて左に倒し、15秒ほどキープする
  3. 後頭部の後ろで両手を組み、首を前に倒して15秒ほど伸ばす
  4. 両手を前で組んで顎に添え、首を後ろに倒して15秒ほど伸ばす

【タオルで肩甲骨を動かすストレッチ】

  1. フェイスタオルを用意する
  2. 肩幅の長さでタオルを両手に持ち、背筋を伸ばす
  3. 息を吸いながら、タオルを真っすぐに持ち上げる
  4. 息を吐きながら、タオルが後ろに来るように両腕を下ろす
  5. この動作を何度か繰り返す

小林整骨院が選ばれる理由:音の根本原因「骨格の歪み」を整える

「ストレッチをしても音が消えない」 「最近、音だけでなく痛みも出てきた」

もしそうなら、筋肉をほぐすだけでは不十分かもしれません。根本的な原因である**「骨格のズレ」**を治す必要があります。

小林整骨院では、マッサージなどの対症療法だけでなく、音の鳴らない正しい肩関節を取り戻すための根本治療を行っています。

1. 国家資格者による「小林式背骨・骨盤矯正」

当院独自の「小林式矯正」は、肩のゴリゴリ音の原因となっている猫背や巻き肩、そして土台である骨盤の歪みをダイナミックに整えます。 骨格が正しい位置に戻ると、肩甲骨の可動域が広がり、筋肉や腱にかかっていた摩擦ストレスが物理的に解消されます。 「施術後、肩を回しても音がしなくなった!」「腕が驚くほど軽く上がる」と、その即効性に多くの患者様が驚かれます。

2. 深層筋へのアプローチと温熱療法

手技では届かない、関節の奥深くにある硬結(筋肉のしこり)に対しては、ハイボルテージなどの電気治療器や温熱療法を用いてアプローチします。 血流を劇的に改善し、老廃物を流し去ることで、ゴリゴリ音の元となる筋肉の硬さを芯から取り除きます。

3. 再発させないための生活指導

せっかく音が消えても、生活習慣が変わらなければまた再発してしまいます。 当院では、あなたの生活スタイルに合わせた正しい姿勢の保ち方や、効果的なインナーマッスルの鍛え方などをアドバイスし、一生ゴリゴリ音に悩まない身体づくりをサポートします。

肩のゴリゴリ音は簡単なストレッチで解消できる

肩を動かすときに聞こえるゴリゴリ音は、凝り固まった筋肉や腱が骨と擦れるときに発生する音です。老廃物の蓄積や姿勢の悪さ、冷えなどが原因で起こることが多いため、マッサージを受けたり、日頃から適度な運動や肩や腕を回すストレッチを心掛けたりしましょう。 ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、専門家の助言を求めましょう。

ストレッチで改善しない場合や、不安を感じる場合は、ぜひ私たち小林整骨院にご相談ください。あなたの肩の違和感を根本から取り除き、スムーズで軽やかな動きを取り戻すお手伝いを全力でさせていただきます。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に48店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1350万人を超えています。「小林式矯正法 (旧名:スポーツ活法)」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com