ひどい筋肉痛をなるべく早く治す方法とは?

2023.11.14 スポーツ障害 , 手・腕の痛み , 足・足の裏の痛み , 重要おすすめ記事

ひどい筋肉痛が原因で、予定があるのにベッドから起き上がれないようでは困るでしょう。

筋肉の痛みや腫れが生じるのは、激しい運動によって筋繊維が壊れたり血流が悪くなったりするためだと考えられています。

一般的に筋肉痛は放置しても治る症状ですが、なかなか回復しないなら、整骨院でのマッサージを検討するのも有効です。今回は筋肉痛の原因や症状、自力で治す方法について解説します。ひどい筋肉痛から立ち直るための手段が分かるので、ぜひご一読ください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 筋肉痛の原因と症状
  2. 筋肉痛を自力で治す方法
  3. 筋肉痛を整骨院で治すことはできる?
  4. 整骨院でのマッサージは保険適用になるか
  5. まとめ

筋肉痛の原因と症状

筋肉痛は体を激しく動かしたり、普段使わない筋肉を使用したりしたときに起きる症状だと考えられています。なぜ痛みが生じるのか、仕組みがよく分からないという人は少なくないでしょう。筋肉痛のメカニズムや具体的な症状を解説します。

原因

筋肉痛は激しい運動をして壊れた筋肉を修復する過程で生じるもの、または汗で体内の水分が減ったために筋肉の動きが悪くなって起きる症状だと考えられています。筋肉を構成する繊維は一つひとつが非常に細く、運動で刺激を与えると容易に破壊されてしまいます。壊れた筋繊維を修復する過程で炎症が起き、そのプロセスで伴う痛みが原因とされています。

もう一つの原因と考えられているのは、脱水症状で体内の水分とともに血流が減少してしまい、滞留した酸素や老廃物です。これによって筋肉の弛緩と修復が上手くいかず、筋肉が硬く凝ってしまいます。周辺部位の筋肉に引っ張られるようになり、痛みが引き起こされるとされています。

症状

筋肉痛は痛みが生じるタイミングで「即発性筋肉痛」と「遅発性筋肉痛」の2種類に大別されます。経験した人ならお分かりかと思いますが、痛みが生じるのは運動直後ではなく、数日経った後となるのが一般的です。上記が遅発性筋肉痛で、反対に、即発性筋肉痛は運動直後、早いときには運動中に起こります。

筋繊維は伸びる動きの際に傷つきやすいのが特徴です。具体的にはストレッチやランニング、ジャンプなどの動作時に筋肉に強い負荷がかかり、繊維が破壊されます。

筋肉痛を自力で治す方法

筋肉痛が起きているとき、痛んでいる箇所の筋肉は激しく損傷しています。いわばケガをしているのと同じ状態なので、早く治したいなら、自然治癒に委ねるのではなく自ら対処が必要です。ここでは自力でも実践できる手軽な方法を3つ紹介します。

患部をよく温める

蒸したタオルやカイロをあてる、入浴するなどの行為を通じて患部を温めることが有効です。筋肉痛が起きているときの筋肉は硬くこわばって、血流が悪い状態です。

温めることで収縮した血管が拡張され、壊れた筋繊維に酸素や栄養が行きわたり、迅速に回復へと向かいます。温めの温度があまり高すぎると逆効果になりかねないので、40度前後を目安にしましょう。

ストレッチを行う

ストレッチで痛みが生じている部位を軽くほぐすのもおすすめの方法です。激しい反動を付けずにゆっくりと筋肉を伸ばすことで、体への負担を抑えて自然に血流を改善させられます。ストレッチをする適切なタイミングは、体の柔軟性が高くなっているお風呂上がりです。

筋肉痛が生じているときは激しい運動は避けるべきですが、何もしないまま回復を待つくらいなら、軽い運動で早めの回復につなげましょう。ただし、動けないほどの強い痛みがあるときは、ストレッチを控えて安静にしてください。

市販の塗り薬や湿布を使う

ドラッグストアやコンビニで販売されている塗り薬や湿布を使うのも有効です。炎症を和らげる成分が配合された製品を使用することで、痛みや腫れの軽減が期待できます。

インドメタシンやフェルビナクのほか、抗炎症・鎮痛効果をもつサリチル酸グリコールが含まれた商品を選ぶのがポイントです。湿布はすぐに痛みから回復したいとき、塗り薬は肌がかぶれやすい人にというように、ニーズや体質に合わせて使い分けましょう。

筋肉痛を整骨院で治すことはできる?

筋肉痛の痛みが強すぎて動けない等、症状が深刻なときに利用を検討したいのが整骨院です。プロの手による専門的な施術を受けられるため、痛みや苦しみから逃れられる期待を持てます。筋肉痛で整骨院を利用するメリットや、気になる費用感について解説します。

整骨院でのマッサージが効果的

激しい運動で硬くなった筋肉の緊張をほぐしたいなら、整骨院でのマッサージが効果的です。筋繊維をほぐすだけでなく、合わせて血流を促進する効果まで期待できるのが利点です。血行が良くなれば、筋肉の修復に必要な栄養素や酸素が傷ついた部位に供給されやすくなります。

マッサージなら自分でもできると思うかもしれません。しかしながら整骨院では柔道整復師や鍼灸師などの有資格者による専門性が高い施術を行えます。筋肉痛をほぐす必要があるのか、ただリラックスしたいだけかどうかでマッサージの強度や方法は異なります。辛い筋肉痛でお悩みなら整骨院で施術を受けたほうが早く治る可能性は高いでしょう。

整骨院でのマッサージは保険適用になるか

整骨院でマッサージを受ける場合、残念ながら保険適用にはならず、治療費は自己負担となります。整骨院は医療機関ではないため、保険の適用を受けられる症状が限定されています。

外傷によるねんざや打撲、損傷といった特定の症状のみが対象で、筋肉痛は保険適用外となっています。

筋肉痛と思って受診しても実際は別の原因があるかもしれません。保険の適用を受けられる場合もあるため、カウンセリング時は状況や症状をできる限り具体的に伝えましょう。

まとめ

筋肉痛がなかなか治らないときは患部を温める、ストレッチを行う、市販の塗り薬や湿布を使うなどがおすすめです。自分でどうにもならない場合、整骨院の受診も検討するとよいでしょう。柔道整復師や鍼灸師等によるマッサージを受ければ、スッと症状が軽くなる効果を期待できます。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com