こめかみが痛い!主な原因と対処方法をご紹介

2024.4.24 重要おすすめ記事 , 頭痛

こめかみが締め付けられるように痛んだりズキズキ痛んだりすると、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。思い当たる原因がないのにこめかみの不快な痛みを感じて、不安に感じている方もいるかもしれません。こめかみが痛くなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

本記事ではこめかみが痛む主な原因や痛みが出たときの対処法をご紹介します。大きな問題がない場合もありますが、病気が原因で痛みを感じることもあるので、頻繁にこめかみの痛みに悩まされている方は、本記事を参考にしてみてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. こめかみが痛む主な原因
  2. こめかみが痛い場合の対処方法
  3. まとめ

こめかみが痛む主な原因

こめかみが痛む主な原因を大きく分けると、一次性頭痛・二次性頭痛・その他に分けられます。それぞれどのような原因なのか見ていきましょう。

一次性頭痛

一次性頭痛とは、はっきりとした原因が見当たらない頭痛のことです。主に片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛があります。

片頭痛

片頭痛とは脈を打つようにズキンズキンと痛みを感じる頭痛です。片頭痛が起こる具体的な原因は解明されていませんが、何らかの原因で三叉神経(さんさしんけい)が圧迫されることが原因とされています。片側のこめかみに痛みを感じることが多いですが、両側に痛みが出るケースもあります。

女性に多い傾向にあり、人によっては数日程度痛みが続くケースもあるでしょう。頭痛とともに吐き気を催したり、実際に嘔吐したりしてしまう方も少なくありません。目の前がチカチカしたり、オーロラのような模様が見えた後に症状が出たりするケースもあり、これを閃輝暗点と呼びます。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は筋緊張性頭痛とも呼ばれます。後頭部から首の後ろにかけて締め付けられるような痛みが出て、人によってはこめかみに痛みを感じることもあるでしょう。

緊張型頭痛が起きるのは首や肩の筋肉の疲労や食いしばり、精神的ストレスなどによる筋肉の収縮が主な原因です。デスクワークが中心の方やスマートフォンを長時間使用することが多い方、猫背の方などに起きやすいとされています。

群発頭痛

群発頭痛は一次性頭痛の中では最も痛いと言われており、目やこめかみに突然何もできないほどの強い痛みを感じる頭痛です。「目をえぐられるような激しい痛み」「目を槍で突かれるような痛み」と表現される方もいます。

平均で1年に1回程度の頻度で起き、平均1時間ほど痛みが続くと言われています。また一度起こると1〜3カ月程度毎日ほぼ同じ時間に痛みが出るケースが多く、目の充血や涙、鼻水、鼻詰まりなどの症状を伴う方も多いです。

はっきりとした原因は分かっていませんが、気圧の変化や喫煙・飲酒、血管拡張剤の使用などによる目の奥の動脈拡張が原因と考えられています。

二次性頭痛

二次性頭痛とは何らかの疾患が原因となって起こる頭痛のことです。

例えば以下のような疾患によって頭痛が起き、こめかみにも痛みを感じることがあります。

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 自己免疫疾患
  • 感染
  • 外傷

二次性頭痛の場合、頭痛やこめかみの痛み以外に、手足の痺れや言語障害、意識の低下などが起こることもあり、最悪の場合は命にも危険がおよびます。これらの症状が出た場合は自己判断をせず、早急に病院を受診しましょう。

その他

その他にこめかみが痛む原因としては、以下のような疾患が考えられ、それぞれ頭痛やこめかみの痛み以外に以下のような症状が出ることがあります。

  • 歯痛:虫歯・歯肉炎
  • 副鼻腔炎:鼻詰まり・鼻水・奥歯や目の奥の痛み
  • 三叉神経痛:頭から顎にかけた強い痛み
  • 顎関節症:口を開けたときの痛み・口の開きにくさ・顎の関節音

いずれの場合も原因となる疾患の治療が必要なので、できるだけ早く病院を受診しましょう。

こめかみが痛い場合の対処方法

こめかみが痛い場合の対処法を状況別でご紹介します。ただし、前述した通り頭痛やこめかみの痛み以外の症状がある場合は、速やかに病院を受診するようにしてください。

片方のこめかみだけが痛む場合

片方のこめかみだけが痛い場合はできるだけ安静にしましょう。片頭痛の場合は光や音が刺激になって痛みが増幅することが多いため、暗く静かな部屋で休むようにしてください。

痛み止めの服用も効果的です。ただし、群発頭痛は市販の痛み止めでは対処できないので、病院を受診して薬を処方してもらいましょう。

こめかみや首の後ろを冷やすことで、痛みが軽減することもあります。

両方のこめかみが痛む場合

両方のこめかみが痛む場合、首や肩甲骨のストレッチを行うことで、痛みが軽減・改善する可能性があります。また湯船に浸かるなどして首や肩を温めたり、マッサージをしたりするのも効果的です。

痛みを感じているときだけでなく、日頃から意識して筋肉をほぐし、血行の改善を目指すと良いでしょう。整骨院など専門家に相談すれば、セルフケアではできないストレッチやマッサージで痛みの改善が目指せることもあります。

まとめ

本記事ではこめかみが痛む主な原因や痛みが出たときの対処法をご紹介しました。こめかみの痛みは、原因がはっきりしない一次性頭痛や最悪の場合は命にも関わる二次性頭痛、歯の痛みや副鼻腔炎などによっても起きてしまいます。ご紹介した通り、頭痛やこめかみの痛み以外の症状も同時に出ている場合は、すぐに病院を受診しましょう。緊張型頭痛の可能性がある方は、整骨院で施術を受けるのもおすすめです。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com