整骨院には行かない方が良いって本当? 整骨院が向いているケースと選び方を解説!

2023.11.28 重要おすすめ記事

「交通事故でむち打ちになった」「部活やスポーツで骨折した」などケガを負った際や、事故やケガの後遺症に悩んでいるときに、病院と並行して整骨院にも通うことを検討している方もいるのではないでしょうか?

しかし「整骨院には行かない方が良い」と医師に止められたり、インターネットでそのような意見を目にしたりすると、整骨院に通うべきか迷ってしまうことと思います。

そこで本記事では、整骨院には行かない方が良いといわれる理由や、整骨院への通院がおすすめのケース、整骨院選びのポイントなどを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 「整骨院に行かない方が良い」といわれる理由は?
  2. 整骨院が向いているケースもある
  3. 整骨院選びのポイント
  4. まとめ

「整骨院に行かない方が良い」といわれる理由は?

何らかのケガを負った際に医師や周りの人から「整骨院に行かない方が良い」と​言われると、通院を躊躇してしまうでしょう。なぜ整骨院には「行かない方が良い」と言われることがあるのか、まずはその理由を解説します。

医師が治療を担当するわけではないから

整骨院は柔道整復師が開業・施術を行う施設です。柔道整復師はれっきとした国家資格であり、捻挫や打撲、骨折、脱臼などのプロフェッショナルです。整骨院に行くと、柔道整復師による施術を受けられ、症状の改善を目指せます。

しかし、整骨院を通常のかかりつけ病院のような感覚で捉えている方にとっては、「行かない方が良い」という考えになるのかもしれません。整骨院では医師が治療を行う訳ではないため、あくまでも医師の診察を受けたい場合は、目的に合っていないことになってしまいます。一般的な外科で、医師の診察を受けた方が良いでしょう。

また医師に対して信頼感を持っている人ほど、施術者が医師でないことを原因に「整骨院には行かない方が良い」と言っている可能性があります。

整形外科と整骨院では治療内容が違うから

整形外科と整骨院では治療内容が違うため、状況によっては整形外科の医師から止められるケースもあるかもしれません。

整形外科では診察やレントゲン・MRIなどの画像検査、投薬、手術、リハビリなどを行い、整骨院では手技療法や物理療法(電気療法・光線療法・温熱療法・冷却療法)、運動療法などの処置を行います。同じ症状でも、改善を目指すアプローチ方法が大きく異なるのです。

医師の立場では他の施設でどのような施術を行うかの確証が持てないため、整骨院に対して、悪化した場合の責任が持てないという意見になります。そのため既に整形外科へ通っている場合などは、追加の治療を受けるために整骨院へ行くことについてストップをかけるケースがあるようです。

整骨院では画像検査・診断ができないから

整骨院は医療機関ではないため、レントゲンやMRIのような画像検査や診断を受けることはできません。症状や触診などによって体の状態を判断してから施術するため、画像で映さなければ分からないような骨折や脱臼、靭帯損傷などには気付けない恐れがあります。

ケガや疾患の可能性がある場合は、まずは病院での精密検査により症状を診断してもらってから、自身の状態に合った治療を検討するのが良いでしょう。過去に整骨院に行って希望と違う施術を受けた人などがこのことを一口にして、「整骨院には行かない方が良い」と言っているのかもしれません。​

セールス色の強い整骨院も存在するから

整骨院の中にはセールス色の強いところも存在するため、その人が過去にセールスにあった経験から、知人や家族に対して「行かない方が良い」と言っているケースも考えられます。

例えば「回数券の購入を勧めてくる」「メンテナンスが必要だからと継続的な通院を勧めてくる」などのケースです。

どちらも利用者にとってメリットがあるものですが、売り込みが強過ぎる整骨院は印象が悪くなりやすく、ネガティブな口コミが広がる原因となっている可能性があります。

整骨院が向いているケースもある

もちろん、整骨院での施術を受けるべきケースもたくさんあります。交通事故や運動・スポーツのケガを負った際や、治まった痛みが再発した際などは整骨院への通院がおすすめです。

具体的には、以下のような負傷が挙げられます。

  • ぎっくり腰
  • 首の寝違え
  • 突き指
  • 足の捻挫

応急処置はもちろん、体の歪みやズレを正すことで、薬などに頼らずとも症状の軽減・痛みの緩和を行ってもらえるでしょう。また、むちうちなど急性外傷による強い痛み、それに伴い肩・腰などへ負担が集中して発生する痛みの緩和にも、有効です。

整骨院選びのポイント

数ある整骨院の中から、自分に合った整骨院を選ぶポイントは3つあります。どの整骨院へ行くべきか迷った場合は、ポイントに当てはまるかどうか確認してみましょう。

提携している病院がある

提携病院がある整骨院であれば、病院・整骨院の双方での連携が取れるため、不安なく通院しやすいでしょう。

そもそも整形外科と整骨院を併用することは可能なので、整形外科で画像検査や経過観察を受けながら、整骨院で根本的な原因の改善や痛みの緩和などを行ってもらうという治療がスムーズに実現します。

また後遺症が残った際に必要な後遺障害診断書の発行は医師が行ってくれます。ただし、基本的には継続的に診察を受けていないと作成してもらえません。

オーダーメイドの治療を受けられる

ご自身の状態に合った治療をオーダーメイドで受けられるかどうかも、重要なポイントです。

同じ痛みでも筋肉に原因があるケースや骨格に原因があるケース、両方が原因のケースなど、痛みの出方は人によって千差万別です。それぞれの原因に応じた施術を受ける必要があります。

全身のバランスを見て問題がある箇所を見極め、適切な施術を行ってくれる整骨院かどうか、口コミや評判を参考に判断しましょう。具体的な内容が述べられている、信頼できそうな口コミを参考にするのがおすすめです。

また実際に整骨院を訪れた際には、カウンセリングや施術内容の説明が丁寧かどうか確認しましょう。体の状態や施術内容について、詳細に説明してくれる整骨院なら安心感を得られるでしょう。

通いやすい場所にある

自宅や職場などから近く、通いやすい場所にあることも大切です。

整骨院の施術は、基本的には長期的に通うことが前提となります。特に施術初期のうちは、週に1~2回が目安となることが多いです。一定期間・一定回数通う必要があるため、通いやすさは重要な指標です。

自宅の近くや仕事帰りに通る場所など、自分の行動範囲にある整骨院を選びましょう。

まとめ

「整骨院に行かない方が良い」と医師や周りの人に言われると、行くべきでないのではと迷ってしまう方が多いでしょう。

しかし整骨院の施術は事故やスポーツなどによる捻挫や突き指、むちうちなどの改善に適しており、痛む箇所をかばったことによる痛みの緩和などにも効果的です。 整骨院選びのポイントを踏まえて、あなたに合った施術を受けられるところへ通院しましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com