突然のぎっくり背中にはどう対処すべき?症状の概要や予防のポイントとは

2024.3.21 冷え性 , 歪み矯正 , 猫背 , 重要おすすめ記事

突然背中に激しい痛みが走る「ぎっくり背中」は、1度なってしまうと癖のようになり、頻繁に同じ症状に悩まされる方も多いです。ぎっくり背中になったらどのように対処し、どのように予防すれば良いのでしょうか。

本記事ではぎっくり背中の対処法や概要、ぎっくり背中の再発を予防するポイントについてまとめました。ぎっくり背中になると、日常生活に支障が出てしまう方も少なくありません。つらい痛みに悩まされないように本記事を参考にして痛みを緩和し、再発予防を行いましょう。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. ぎっくり背中になったらまずは安静に!
  2. そもそもぎっくり背中とは?
  3. ぎっくり背中再発を予防するポイント
  4. まとめ

ぎっくり背中になったらまずは安静に!

今現在ぎっくり背中になって痛みにお困りの方もいるはずです。もしぎっくり背中になったら、まずはむやみに体を動かさず、安静にしましょう。「どこまでなら動けるかな?」「どういう動きで痛くなるかな?」と体を動かして確認するのはNGです。強い痛みがない場合でも、違和感があったらまず安静にしてください。

痛みを和らげるには冷却と圧迫が重要

ぎっくり背中の痛みを和らげる方法は、冷却と圧迫です。

ぎっくり背中が起こった場合、筋肉や関節が損傷して炎症が起きています。冷却すれば炎症を緩和し、痛みを抑えられる可能性が高いです。アイスパックや保冷剤などをタオルで包み、10〜15分程度痛みが強い箇所を冷やしましょう。冷湿布を貼ってもOKです。

圧迫は炎症による腫れを防止する効果が期待できます。テーピングや骨盤ベルトなどを痛みが強い部分を覆うように巻いて圧迫します。ただしきつく巻き過ぎると血行が滞ってしまうため、適切な力で圧迫することが大切です。

数日たっても治らない強い痛みがある場合の対応

自宅で対処して数日たっても強い痛みが引かない場合は、医療機関や整骨院などを受診することをおすすめします。また痛みとともに以下の症状が出た場合も、できるだけ早く専門家に相談しましょう。

  • 麻痺がある
  • 下半身の筋力低下を感じる
  • 歩行が難しい

そもそもぎっくり背中とは?

前述したとおり、ぎっくり背中は筋肉や関節が損傷し、炎症が起きることで痛みを感じる症状です。ぎっくり背中になる原因やぎっくり腰との違い、一般的な治療期間を見ていきましょう。

ぎっくり背中の主な原因

ぎっくり背中が起きる原因にはさまざまなものがありますが、以下のような原因で引き起こされるケースが多いです。

  • くしゃみ・咳
  • 突然の背中に負担がかかる運動・動作
  • 長時間の不自然な姿勢(猫背・中腰など)
  • 血行不良
  • 冷え
  • 運動不足
  • 筋肉疲労

ぎっくり腰との違い

「ぎっくり◯◯」と聞いて思い浮かぶのは、ぎっくり腰かもしれません。

ぎっくり腰はその名のとおり、腰を中心に痛みが出ます。原因はいくつかありますが、腰の関節や椎間板に大きな負荷がかかったり、腰の靭帯や筋肉が損傷したりすることが主な原因です。

一方ぎっくり背中は肩甲骨辺りから腰辺りの背中側に痛みが起きます。前述したとおり、背中の関節や筋肉などが何らかの原因で損傷することが一般的です。

一般的な治療期間

一般的にぎっくり背中は治療を行わなくても、数日から2週間程度かけて徐々に痛みが治まるとされています。ただし重度の場合は痛みが完全に消えるまで1カ月程度かかることがあるようです。

ぎっくり背中再発を予防するポイント

ぎっくり背中は体の使い方や姿勢、筋力低下などが原因で起こるため、痛みが消えたとしても再発しやすいとされています。再発を予防するポイントを押さえておきましょう。

姿勢を改善する

姿勢の乱れはぎっくり背中の主な原因の一つです。再発を予防するために、姿勢を改善しましょう。正しい姿勢を維持すると筋肉に余計な負担がかからないので、ぎっくり背中を引き起こす筋肉疲労を防げます。

日常動作に気を付ける

日頃の動作に気を付けることも大切です。重い物を無理に持ち上げたり、中腰の状態から腰を使って持ち上げたりすると、ぎっくり背中が起こりやすくなります。

冷え対策をする

ぎっくり背中を予防するためには、冷え対策も行いましょう。体が冷えていると筋肉が収縮してしまうので、急に動いたときに筋肉へのダメージが大きくなりやすいです。冬場はもちろん、夏場でも常にエアコンが効いている環境にいる方は注意してください。

適度なストレッチや運動を取り入れる

体の柔軟性を高め、筋力低下を防ぐために、適度なストレッチや運動を取り入れましょう。ストレッチや運動をすれば、血流も改善します。デスクワークや立ち仕事が中心の方など長時間同じ姿勢をしている場合は、合間でストレッチをして背中を意識的に動かすことも大切です。

専門家による治療を受ける

ぎっくり背中予防をしっかり行いたいのなら、専門家による治療を受けるのも一つの方法です。

例えば整骨院では、マッサージやストレッチを行って凝り固まった筋肉をほぐしたり、姿勢やゆがみを調整したりして、ぎっくり背中予防を行います。医療機関ではリハビリテーションなどで改善を目指しますが、症状がひどい場合は手術で改善を目指すことも可能です。

ぎっくり背中といっても原因は人それぞれなので、まずは専門家に相談してみることをおすすめします。

まとめ

本記事ではぎっくり背中の対処法や概要、ぎっくり背中の再発を予防するポイントをご紹介しました。 ほとんどの場合は、安静にして、冷却や圧迫を行うことで痛みが治まるぎっくり背中ですが、1度なってしまうと再発する可能性が高いです。ぎっくり背中が癖になってしまわないように、ご紹介した予防方法を取り入れてみましょう。より効果的に予防を行いたい場合は、整骨院や医療機関で相談してみるのがおすすめです。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com