耳つぼへの刺激で自律神経が整うって本当?揉み方とは

2020.5.25 おすすめ記事 , 美容 , 耳つぼダイエット
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耳つぼとは?          

耳つぼは文字通り、耳にあるツボです。東洋医学では「耳鍼療法」、フランスでは「耳介療法」と、耳つぼを使った治療方法は古くから確立されています。耳には全身のツボが集中していますが、主に内臓器官や自律神経系統のツボが知られています。

耳つぼを刺激することで体調不良や痛み、コリを楽にする働きがあることは紀元前4~2世紀の頃から知られており、中国最古の医学書である「黄帝内経」にも耳つぼに関して詳しく記述されています。

耳つぼを揉む、押すなど刺激を与えることで様々な効果が期待できます。

耳つぼと自律神経の関係           

耳つぼを刺激することで、自律神経を整え気候変化による頭痛や血行不良から起こる肩こりなどを予防・緩和する健康効果があるといわれています。

耳には自律神経の線維が分布しています。耳たぶを含めた耳の外側部分には自律神経の交感神経のツボが、耳の穴を中心とした中心部には副交感神経のツボが密集しています。そのため耳の外側を刺激すると交感神経が支配する手足が反応し、中心部を刺激すると副交感神経が支配する内臓が反応します。

自律神経のバランスが乱れるということは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることを意味しています。自律神経のバランスが乱れると心身にさまざまな不調が起こります。そのため健康維持のためには、自律神経のバランスが常に整っていることが大切です。

耳つぼへの刺激で期待できる効果    

耳には多くのツボがありますが、自律神経系統、内臓系のツボを刺激することで以下のような体の悩みの改善効果が期待できます。

肩こりの改善             

肩こりに悩まされている方は多く、肩こりは「長時間の同じ姿勢」「眼精疲労」「ストレス」「運動不足」が4大原因といわれています。これらに共通するのは血流の停滞です。肩、首周辺の筋肉が凝り固まることで血流が悪くなり、肩こりになることが多いのです。

また眼精疲労は、目や肩周辺の血流が滞り肩こりを引き起こします。運動不足も筋力の低下、血行不良を起こし肩こりを引き起こします。ストレスは自律神経の交感神経が優位になり続けるため、血流が悪くなり肩こりをもたらしてしまいます。

このような肩こりに対して、効果が期待できる耳つぼがあります。肩こりに効果が期待できるツボは耳たぶの上部や外側の部分周辺に集中しており、肩こり帯と呼ばれています。肩こり帯は眼精疲労による肩こりの緩和に効果的とされています。パソコン作業やデスクワークで目が疲れやすい方は意識して耳たぶをつまむ、ほぐすなど2,3分程度行ってみましょう。

また、耳の穴の外側のくぼみにある肺というツボは肩こりから起こる頭痛や吐き気にも効果があるとされています。

自律神経を整える   

耳には自律神経に関するツボが集中しています。耳たぶをもみほぐすだけでも自律神経を整わせる効果が期待できます。

また神門というツボも自律神経を整える働きがあります。神門は耳の上部にあり、自律神経の中枢である視床下部に作用するツボです。

耳の裏側に親指を置き人差し指で神門のツボを揉み、押します。神門の周辺を中指と人差し指で丁寧にこするようにマッサージしていきます。さらに、耳の上部、中央、耳たぶを順に引っ張ることで自律神経を整わせる効果が期待できます。3回セットで行いましょう。

血圧を下げる             

耳つぼの中には血圧を下げることで有名なツボがあります。耳の裏にあり高圧帯と呼ばれます。高圧帯は耳の裏側の上部のくぼみにあり、刺激すると血圧を下げ正常値に戻す効果が期待できます。

人差し指で裏側を上下20回程度こすります。1日3回を目安に刺激しましょう。両耳を同時に行うとより効果が期待できます。

イライラ解消             

イライラは自律神経の交感神経が優位になっている時に起こりやすくなります。イライラを抑える効果が期待できるのも神門というツボになります。

自律神経を整える効果があることからイライラを抑えストレスによって起こる血流の停滞を改善し、血行を促す効果が期待できます。

血流がよくなる        

耳をマッサージするだけで、耳の周りだけではなく全身の血流を改善する効果が期待できます。血流が改善すると、心身のリラックスの役割を行う副交感神経の働きが高まります。

血流を促すマッサージは、とても簡単です。親指と人差し指で耳の上部をつまみ、ななめ上に3秒ほど引っ張ります。これを3回繰り返し、同じように耳の中央をつまみ横に3秒ほど、耳たぶをつまみ下に3秒ほど引っ張ります。これを3回繰り返し、最後に耳全体をやさしくもみほぐしていきます。

耳つぼを揉む・刺激する方法 

お悩み別に耳つぼのマッサージ方法を簡単にご紹介しましたが、耳つぼは揉む方法、刺激する方法があります。どちらも自宅で簡単にできます。

耳つぼ揉み   

耳には非常にたくさんのツボが密集しているので、耳を揉むだけでも効果が期待できます。また耳を揉む、引っ張るだけでも頭蓋骨の歪みが元の位置に戻るとされています。耳を引っ張ると筋肉や関節などが緩み、歪みが改善されるといわれています。冷え性、肩こり、高血圧、低血圧、めまい、耳鳴りなどの症状が緩和されます。

・耳揉みの手順

  1. 両耳を指全体で軽く揉みます。
  2. 上、下、横に5秒ほど軽く引っ張ります。
  3. 耳を横に引っ張りながら後ろに5回ほど回します。
  4. 耳を手のひらで包み、折り曲げて5秒キープします。

最初は弱めに揉み、慣れてきたら力を加減しイタ気持ちいいと感じる程度の刺激を与えながら揉んでください。また、揉んでいる時に痛みを感じるところは、よく揉みほぐしていきましょう。

就寝前に耳揉みをするとリラックス効果を得られるので寝つきも良くなり熟睡できるようになります。毎日耳を揉むと、今日は耳が硬い、今日は柔らかいなど変化に気づくようになります。耳が硬い時には疲れている、ストレスを感じていることが多いので、よく揉むようにしましょう。

耳つぼ押し   

耳つぼ揉みよりもさらにしっかりとした効果を得たいのであれば耳つぼ押しを行いましょう。耳つぼを押す方法には、自分で行う方法、耳つぼジュエリーを使う方法、整骨院やサロンで押してもらう方法などがあります。

セルフ耳つぼ押し

自分でツボ押しをする前にはしっかりと耳全体を揉みほぐし柔らかくしておきましょう。次に行うツボ押しの効果が表れやすくなります。

  1. 鏡を見ながら、神門のツボを確認します。
  2. 爪楊枝の背の部分や綿棒など先端が尖り過ぎず丸みのあるもので耳つぼを刺激します。

イタ気持ちいいという程度の力加減で押すのがポイントです。1日5回くらいを目安に行ってください。入浴後など全身が柔らかく血流が良い時にツボ押しをするとより効果的です。

耳つぼジュエリー          

耳つぼジュエリーは透明なシールの裏にチタン製の小さなボールが貼られているもので、そのチタン製のボールが貼られているシールにジュエリーをつけたものです。

耳つぼジュエリーは耳つぼをピンポイントで刺激できます。また、一見ピアスに見えるものも多く、ファッション感覚で身に着けられるものが人気になっています。

スワロフスキー製のもの、ガラス製のもの、パールなどジュエリーの種類も非常に豊富で、デザインもかわいいものや様々な形に加工されているものもあります。比較的安価で購入できるタイプもあります。

耳つぼ部分に貼ったジュエリーを1日に数回押すだけでツボに刺激を与えられるので気軽に使えます。また3,4日使用したらシールを交換すればジュエリーは何度でも使用できます。

プロにお願いする   

自分で耳を揉む、耳つぼを刺激する、耳つぼジュエリーを使うという方法は非常に簡単で、誰もがチャレンジすることができるメリットがあります。反面、正しいツボの位置を把握し、刺激できなければ効果が実感しにくいデメリットがあります。

自律神経の乱れから起こるイライラや肩こり、冷えなどの改善に自分で耳揉みや耳つぼの刺激をしたもののなかなか改善しないという場合には刺激しているツボの位置が間違っている可能性があります。

さらにジュエリータイプの場合には上手にツボに貼れていない、刺激を与えるはずの粒がずれて逆に痛みを生じてしまうという可能性もあります。

耳の形は人それぞれなので、ツボの位置が自分で思ったところとは違うところだったという可能性もあるのです。

耳つぼを刺激することで自律神経のバランスを整えたいと思っているのであれば、最初は整骨院やサロンなどプロに相談し、体験してみるのもおすすめです。整骨院は骨だけではなく鍼灸を行っているところも多く、東洋医学に関しても精通しているプロです。耳つぼの位置をしっかりと把握し、症状に合った方法で耳つぼを刺激してくれます。

耳つぼを刺激するときの注意点          

耳つぼを刺激する際にはいくつかの注意点があります。

  • 鏡を見ながら行う
  • ツボを刺激する道具は消毒してから使う
  • 耳つぼジュエリーを使う際にはアレルギーに注意する

耳つぼを刺激する際には正しい位置を刺激することが大前提です。爪楊枝の背の部分で刺激するにしても、間違った位置を刺激すれば痛みを生じてしまいます。鏡を見て、耳つぼの位置をマジックなどで印をして行いましょう。

また、耳つぼの刺激に使用する道具は必ず消毒をしてから使ってください。不衛生な状態で使用するのは避けてください。

耳つぼジュエリーを使用する際には、アレルギーのある方は注意が必要です。事前にパッチテストを行ってから使用しましょう。

アレルギーが心配な方や、正しい耳つぼの位置がわからない方、痛みを伴うのは苦手という方はプロに任せたほうが安心できます。整骨院では耳つぼメニューを取り入れているところも多くあります。施術前には無料でカウンセリングを行っているところも多く、安心して耳つぼの施術をお願いできます。

まとめ           

自律神経が乱れると、さまざまな不調が心身に起こります。ストレスや不規則な生活習慣、偏食、過度なダイエットなどは自律神経が乱れる原因になります。自分では自律神経の乱れはなかなか気が付きにくいものです。耳に毎日触れることで、自分の体調の変化に気が付けるようになります。

耳揉みや耳つぼの刺激を毎日の生活に取り入れてみるのも良いでしょう。正しい耳つぼの位置を把握し、自律神経を整わせ健康維持を試みるのであれば整骨院で一度相談してみてはいかがでしょうか。

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