肩甲骨はがしとは? 凝る原因や改善方法

2023.6.27 スポーツ活法 , 四十肩・五十肩 , 肩こり , 重要おすすめ記事

肩甲骨はがしとは、肩甲骨周辺の筋肉をほぐすストレッチのことです。肩甲骨周辺の筋肉は凝りやすいため、意識的に動かすことが大切です。しかし、肩甲骨はがしの方法がわからない人も多いでしょう。

そこで本記事では、自宅でできる肩甲骨はがしのストレッチ方法を紹介します。肩甲骨周辺が凝る原因や改善できる症状も解説しているので、併せて参考にしてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 肩甲骨はがしとは?
  2. 肩甲骨まわりが凝る原因
  3. 肩甲骨はがしで改善できる主な症状
  4. 凝りを改善!自宅でできるストレッチ
  5. まとめ

肩甲骨はがしとは?

肩甲骨はがしとは、肩甲骨周辺の筋肉をほぐして動きをスムーズにするためのストレッチです。そもそも肩甲骨とは、背中の上部に位置する逆三角形の骨のことを指します。この部分は肩や首ともつながっており、さまざまな運動機能を担っています。そのため、肩甲骨周辺は大きな負担がかかりやすく、不調を感じる人も少なくありません。

そこで肩甲骨はがしを行うことで、さまざまな不調を緩和させて動きやすい体作りを目指します。

肩甲骨まわりが凝る原因

肩甲骨まわりが凝る原因は、主に以下のとおりです。

  • 姿勢の悪さ
  • 運動不足
  • 体の冷え

肩甲骨周辺は姿勢の悪さが長時間続くと、凝り固まってしまいます。例えば、デスクワークによって長時間パソコン作業をしていると、知らず知らずのうちに猫背になってしまう人は多いでしょう。すると、頭の重さが首から背中にのしかかってくるため、肩甲骨周辺の筋肉も固まってしまいます。

また、運動不足によって筋力が低下すると、弱い筋肉で頭や首を支えなければいけません。筋肉にかかる負荷も大きくなることから、疲労も溜まりやすくなるでしょう。そして、体の冷えも肩甲骨周辺が凝る原因です。冷えによって血行が悪くなると疲労物質が蓄積されてしまうため、慢性的な凝りが起こります。首や肩が冷えているようであれば、特に注意が必要です。

肩甲骨はがしで改善できる主な症状

肩甲骨はがしで改善できる主な症状は、主に以下のとおりです。

  • 首や肩の凝り
  • 冷えやむくみ
  • 姿勢改善

肩甲骨はがしをすると、現代人が抱える多くの悩みを改善できます。それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

首や肩の凝り

肩甲骨はがしをすると、首や肩の凝りを改善できます。そもそも凝りとは、筋肉が固まって血行が悪くなっている状態のことです。肩甲骨はがしをすると固まった筋肉がほぐされて、血流の流れも良くなるため、凝りが解消されます。肩甲骨は肩こりに関係の深い筋肉ともつながっているため、効率よく凝りを解消できるでしょう。

冷えやむくみ

肩甲骨はがしを行うと、冷えやむくみを改善できます。慢性的な冷えやむくみの主な原因は、血行不良です。そのため、肩甲骨周辺をストレッチすることで、血の巡りを良くさせて冷えやむくみを解消できます。肩甲骨周辺は全身につながる血管が集中しているため、効率よく血行を促進できるのです。

姿勢改善

肩甲骨はがしを行うと、姿勢の改善につながります。現代人はスマートフォンやタブレット、パソコンなどを使用する人が多く、猫背や巻き肩に悩む人は珍しくありません。そこで肩甲骨はがしを行うと肩甲骨の可動領域が広がるため、姿勢が良くなります。なお、猫背や巻き肩を改善すれば、自然とバストアップも期待できるでしょう。肩甲骨はがしを行うことで、胸と背中の筋肉をバランスよく使えるようになります。

凝りを改善! 自宅でできるストレッチ

肩甲骨はがしは、自宅でも簡単に行えるストレッチです。肩甲骨周辺の凝りが気になる人は、以下のステップに沿ってストレッチを行ってみましょう。

  1. 背筋を伸ばして正しい姿勢で立つ
  2. 両手を後ろに回して腰の辺りで組む
  3. その状態のまま胸を張り、腕をゆっくりと上げていく
  4. 気持ち良さを感じるところで腕を止め、10〜15秒キープする

このとき、腕を無理に上げる必要はありません。胸を張ることを意識しながら、ゆっくりとストレッチをしてみましょう。

なお、座ったままストレッチを行う方法は、以下のとおりです。立ったまま肩甲骨はがしを行うのが難しい場合は、ぜひ座ったままチャレンジしてみてください。

  1. 椅子に座った状態で、前ならえの姿勢を行う
  2. その状態で両手を組む
  3. 組んだ両手を前に突き出すように伸ばして背中を丸める
  4. 組んだ両手を解いて、背中側に手を回して胸を張る
  5. 3と4を繰り返す(それぞれ10〜15秒キープする)

背中を丸めるときも、胸を張るときも肩甲骨に意識を集中させましょう。肩甲骨をしっかりと動かすことを意識することで、凝り固まった筋肉をほぐせます。また、手を伸ばすときは肘を曲げずに、ゆっくりとストレッチを行ってみてください。

まとめ

肩甲骨はがしを行うと周辺の筋肉をほぐして緊張を和らげられるため、首こりや肩こり、冷え、むくみなどの改善が期待できます。慢性的に筋肉の凝りが気になる人は、試してみるといいでしょう。また、肩甲骨周辺の可動域を広げることで、姿勢の改善も期待できます。猫背や巻き肩を改善することで、バストアップ効果も望めるでしょう。

肩甲骨はがしは自宅でも簡単に行えるため、意識的に動かしてみるのがおすすめです。普段から肩甲骨に意識を向けることで、凝りにくい体を作れます。肩甲骨はがしを行って、不調を感じにくい体を目指していきましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com