産後の「骨盤矯正」いつから通って良い? 矯正によって改善できる主な症状とは!?

2023.7.4 歪み矯正 , 産後の不調 , 肩こり

産後は骨盤が緩んだ状態であるため、体調が落ち着いたら骨盤矯正を行うのがおすすめです。骨盤矯正を行うことで腰痛や尿漏れなどの不調が緩和されて、育児のしやすい体を作れるでしょう。しかし、産後の骨盤矯正はいつから始めればよいのかわからないと感じる人も珍しくありません。

そこで本記事では、産後の骨盤矯正を開始するのにおすすめの時期を紹介します。骨盤矯正によって改善できる主な症状も紹介しているので、併せて参考にしてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 産後に骨盤矯正をしたほうがよい理由
  2. 産後の骨盤矯正は2~3カ月後から
  3. 回数と期間の目安
  4. 産後の骨盤矯正で改善できる主な症状
  5. まとめ

産後に骨盤矯正をしたほうがよい理由

産後に骨盤矯正をしたほうがよい理由は、主に以下の2つです。

  • 体質改善しやすい
  • 体の負担を軽減できる

妊娠や出産によって開いてしまった骨盤や満足に運動できなかったことによる筋力低下など、妊娠・出産による体へのダメージは相当なものです。さらに産後すぐに始まる育児では赤ちゃんを頻繁に抱っこしたり、授乳によって無理な姿勢を継続的に行ったりと、体への負担は増すばかりでしょう。

そこで骨盤矯正を行うと、根本的に体質を改善できます。例えば、腰痛が解消されたり、関節痛が緩和されたりといったメリットもあります。また骨盤矯正を行うことで体への負担が解消されるため、肩こりをはじめとするさまざまな不調を軽減できるでしょう。

産後は慣れない育児や環境の変化などによって、精神的にも負担が大きくなりがちです。骨盤矯正を受けて心身ともにリフレッシュすることで、元気に子育てできる体を作れます。

産後の骨盤矯正は2~3カ月後から

骨盤矯正は、産後2〜3カ月を目安に行うとよいでしょう。女性は妊娠すると骨盤を緩めるためのホルモンが分泌されます。このホルモンは産後半年ほどまで分泌されるため、この期間を利用して骨盤矯正を行うのがおすすめです。骨盤矯正の開始時期が遅くなると、その分骨盤が元の位置に戻りにくくなるため注意が必要です。

ただし、骨盤矯正は1度の施術によって、さまざまな症状が改善するわけではありません。継続的に通い続けることで少しずつ骨盤が整っていき、あらゆる不調が緩和されていくものです。骨盤は日常生活のちょっとした動作でも再度歪んでしまう可能性があるため、矯正後も一定期間は不安定であることに注意しましょう。

なお産後の体調回復は人によって異なります。自身の体調を優先しながら無理のない範囲で骨盤矯正を開始してください。

回数と期間の目安

骨盤矯正に通う目安は8〜16回ほど、期間としては3カ月ぐらいです。毎日施術を受けるのではなく最初は1週間に2回ほどのペースで通い、1カ月ほど経過したら1週間に1度のペースで定期的に通うとよいでしょう。定期的に通うことで骨盤が安定していき、体の不調が改善されやすくなります。

骨盤矯正の代表的な流れは、以下のとおりです。

  1. 初回は全体的な姿勢を把握し、改善をしていく
  2. 最初の1カ月は反り腰を改善したり、自宅でできるストレッチを指導してもらったりする
  3. その後は、再度歪みが起きないような体作りを目的として、自身の癖に合わせた指導を受けられる
  4. 産後の骨盤矯正で歪みのない体を作った後は、よい状態をキープできるように通う

骨盤以外に異常が見られる場合は、優先順位を変えて施術を受けるケースもあります。体の状態に合わせて、最適な施術をお願いしましょう。

なお、上記の回数や期間はあくまで目安です。体の状態は1人ひとり異なるため、様子を見ながら骨盤矯正を行ってください。

産後の骨盤矯正で改善できる主な症状

産後の骨盤矯正で改善できる主な症状は、以下のとおりです。

  • 肩こりや腰痛、関節痛など、体の痛みの緩和
  • 骨盤底筋が緩んだことによって起こる尿漏れの改善
  • 骨盤が整うと内臓が元の位置に戻るため、内臓機能が向上

他にも、骨盤が整うことでダイエット効果も期待できます。内臓が元の位置に戻ることでぽっこりお腹が改善されたり、代謝がアップすることで脂肪燃焼の効果が期待できたりします。骨盤が緩んだことで起こるお尻のたるみが改善されたり、便秘が解消したりと女性にとってうれしい効果がたくさんあるでしょう。

なお、産後の骨盤矯正におすすめの時期を過ぎてしまうと、骨盤が歪んだまま固定されてしまうため、あらゆる症状が緩和しにくくなります。不調を感じているようであれば、産後半年までを目安に骨盤矯正を受けてみることをおすすめします。

まとめ

産後の骨盤矯正は、産後2〜3カ月を目安に行うのがおすすめです。産後半年ほどまでは骨盤を緩めるホルモンが分泌されているため、骨盤矯正の効果が表れやすくなります。ホルモンの分泌を利用して、効率よく骨盤を整えていきましょう。ただし、骨盤矯正は1度受けたからといって解決するわけではありません。3カ月ほどを目安に定期的に通うことで、骨盤を整えられます。

また、産後に骨盤矯正を受けることで腰痛や肩こり、尿漏れなどの不調を改善できます。歪んだ骨盤が元に戻ることで内臓も本来の位置に戻るため、代謝アップや体型の変化も感じられるでしょう。

産後は育児を優先しがちですが、元気に子育てを行うためにも、ぜひ骨盤矯正を受けてみてください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com