美容鍼で痛みは感じる?対策や効果について

2023.7.18 美容 , 重要おすすめ記事 , 鍼治療

顔のたるみの改善をはじめ、さまざまな効果が期待できるのが美容鍼です。しかし、鍼を刺すため痛みへの不安を感じている方もいるかもしれません。

この記事では美容鍼についてや施術時の痛み、得られる効果などを解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 美容鍼とは
  2. 美容鍼で感じる痛みとは
  3. 鍼の痛みが不安な場合の対処法
  4. 美容鍼で得られる効果は
  5. まとめ

美容鍼とは

鍼灸治療

美容鍼とは鍼灸治療の一種で、美容に関わる鍼灸治療を指します。美容と名づけられているため、美容についての効果だけと思われるかもしれませんが、冷えや自律神経の乱れなどにも対応しているのが特徴です。

施術できるのは国家資格の保有者のみ

美容鍼に限らず鍼灸治療は誰でもできるわけではありません。鍼灸治療を行うには、医学の知識と鍼灸の技術を専門的に勉強して、国家資格を取得する必要があります。

国家資格取得者が担当するため、安心して施術を受けられるという点が鍼灸の特徴です。

美容鍼で感じる痛みとは

美容鍼を受けようと思っても施術の痛みが気になるという人もいます。美容鍼で感じる痛みは、鍼(はり)を皮膚に刺した際と、こった筋肉に働きかけている際の2つに分けられます。それぞれの痛みの違いは次のとおりです。

  • 鍼を皮膚に刺した際:チクっとした痛み
  • こった筋肉に働きかけている際:重たい痛み。響きとも呼ばれる

しかし、鍼では痛みではなく、血液の循環によるじんわりとした感覚を覚える人もいます。

施術日の体調によって痛みを感じる可能性がある

美容鍼を受ける日の体調によって痛みを感じてしまう可能性があります。例えば、ストレスや疲労が溜まっている、肌荒れを起こしているといった場合は施術時に痛みを感じてしまうかもしれません。また、体質によっても美容鍼による痛みを感じる可能性があるとされています。

そのため、施術日に体調が優れない、体質に不安があるといった場合は、鍼灸院に相談するのがおすすめです。

内出血が起きる可能性はある

美容鍼では鍼が血管を傷つけてしまい、内出血が起きてしまう可能性があります。通常であれば、血管の壁は弾力があるため、異物である鍼を避ける仕組みになっています。しかし、血流が悪い場合、弾力性が低下してしまっているため鍼を避けられず傷ついてしまうのです。

血管が傷ついたことで血液は皮下組織に流れ出します。血液が皮膚の外に流れ出れば出血ではありませんが、皮下組織に残ったままだと内出血になります。

美容鍼での内出血は誰でも起こり得ますが、特に内出血を起こしやすいと考えられているのは次のような人です。

  • 糖尿病や高血圧、高脂血症などの病気を経験している
  • 喫煙習慣がある
  • 抗凝固薬などを服薬している
  • 胃腸の働きが弱まっている

美容鍼は顔に鍼を刺すため、顔に内出血ができてしまうと人目が気になってしまうかもしれません。そのため、顔に施術する際は次のような点に気をつけましょう。

  • イベント参加や人に会う前は施術を控える
  • 内出血してしまった箇所は揉まない

イベント参加や人に会う前は施術を控える

美容鍼は顔に鍼を刺すため、顔に内出血ができてしまうことも考えられます。顔にできてしまった内出血は目立ってしまうため、結婚式などのイベントへの参加や人と会う前には避けるのがおすすめです。

美容鍼では顔以外にもあご下や耳の周辺などにも鍼を刺すことがあります。このような顔以外の箇所でも美容鍼の効果は期待できます。そのため、担当する鍼灸師に、顔以外の箇所への施術でも顔への施術と同様の効果が得られないかを相談するのもよいでしょう。

内出血してしまった箇所は揉まない

万が一、内出血してしまった場合、揉んでしまうと内出血が広がってしまう恐れがあるので、内出血をした箇所は揉まないようにしましょう。内出血した箇所をなるべく早く治したい場合、まずは内出血した箇所を冷やしてその後に温めます。そうすることで、血流とリンパの流れが促進されて、早く治るとされています。

前述では内出血した箇所を早く治す方法を紹介しましたが、このような手順を踏まなくても、内出血は1週間~2週間ほどで消えていくのが一般的です。

鍼の痛みが不安な場合の対処法

美容鍼での鍼の痛みを解消する方法として以下が挙げられます。

  • 使用する鍼を細くする
  • 最初のうちは鍼の本数を少なくする

鍼の痛みが不安な場合は鍼灸師に相談をしてみましょう。

使用する鍼を細くする

一般的に美容鍼で考えられる痛みの原因は鍼の太さです。美容鍼で使用される鍼の太さは多岐にわたるため、痛みが不安であれば担当の鍼灸師に使用する鍼を細くするように頼んでみましょう。

最初のうちは鍼の本数を少なくする

美容鍼での痛みが不安であれば、鍼を細くするのに加えて使用する鍼の本数を少なくするという方法もあります。徐々に鍼の本数を増やしていくことで、痛みへの不安を抑えて自分のペースで美容鍼を受けられます。

施術後にだるさを感じることもある

美容鍼の施術後に身体のだるさを感じることがあります。この身体のだるさは副作用ではなく瞑眩(めんげん)反応と呼ばれるもので、身体の状態が改善される過程で起こり得るものです。美容鍼によって老廃物などの排出が促進されるため、だるさや熱っぽさを感じることがあるのです。

瞑眩反応は施術を受けた人は一定の割合で起こる可能性がありますが、一定期間が過ぎれば解消されていきます。瞑眩期間は水分をしっかりと摂取しましょう。

痛みではなく心地よさを感じる人もいる

美容鍼を受けたすべての人が痛みを感じるわけではありません。中には、ツボの刺激や鍼灸のリラックス効果によって心地よさを感じる人もいます。例えば、ツボを鍼で刺激したことで血流が活性化され、施術中に身体が温まってリラックス状態になり、寝入ってしまうケースもあります。

そのため、痛みに対しての不安を抱え込まずに、初めて診療する旨を鍼灸師に伝えるようにしましょう。

美容鍼で得られる効果は

美容鍼によって多少の痛みを感じることがあるかもしれません。しかし、美容鍼を受けることで、顔のたるみやむくみなどの改善効果が期待できます。

顔のたるみやほうれい線の解消

顔の筋肉が加齢によって硬くなりハリがなくなると、顔のたるみやほうれい線につながります。このような顔のたるみやほうれい線に対して、美容鍼では真皮にわずかな傷をつけてコラーゲンの分泌を促すことで、顔のたるみやほうれい線を解消します。

こりをほぐして顔のゆがみを整える

顔のゆがみは、口腔内の筋肉である口腔内筋がこることが原因です。美容鍼では鍼によって口腔内筋のこりをほぐし、顔のゆがみを整えます。

新陳代謝を活性化させて顔のむくみを解消

顔がむくむ原因は、老廃物が蓄積している、あるいは筋肉がこっているからです。美容鍼は筋肉のこりはもちろんのこと、代謝を活性化させて老廃物の排出を促します。鍼によって身体に蓄積された老廃物の排出が促進されることで、顔のむくみが解消されます。

ホルモンバランスや自律神経を整える

ホルモンバランスや自律神経を整えるのも美容鍼で期待できる効果です。脳に近いツボを鍼で刺激することで、脳への血流が促進され、ホルモンバランスと自律神経をコントロールする部位である視床下部への血流が増加します。視床下部への血流が増加することで、ホルモンバランスや自律神経が整うと考えられています。

【まとめ】

痛みの不安を解消して美容鍼を受けよう

美容鍼は、美容に関わる鍼灸治療を指します。美容鍼によって顔のたるみやほうれい線の解消など、さまざまな効果が期待できます。しかし、この美容鍼を施術際は、チクっとした痛みや重たい痛みを感じる方もいるかもしれません。そのため、痛みへの不安がある方は、事前に使用する鍼の太さや本数を調整してもらえるように担当鍼灸師に頼んでみましょう。

小林整骨院は最適な施術を提案するために、徹底したヒアリングを行っています。メールでの無料相談にも対応しているため、美容鍼を受けたいけど痛みが不安という方はぜひご相談ください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com