整骨院の電気治療とは?3つの効果や仕組み・電気治療の種類を解説

2023.6.13 重要おすすめ記事

整骨院では、さまざまな方法で治療が行われており、中でも痛みを和らげたり筋肉をほぐしたりするのに有効とされているのが「電気治療」です。

超音波や温熱などと同じく物理療法の一つで、体へ刺激を加えることで症状の改善を目指します。とはいえ「電気治療」がどのようなものか、ピンとこない方も多いでしょう。

整骨院で受けられる電気治療とは、どのような仕組みのものなのか解説します。得られる効果や電気治療の種類も併せて紹介するので、電気治療が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 電気治療の仕組みとは?
  2. 電気治療で期待できる3つの効果
  3. 電気治療が適している症状
  4. 電気治療の主な種類
  5. まとめ

電気治療の仕組みとは?

電気治療の仕組みは、人体が微弱な電気を帯びていることで、電気刺激に敏感に反応する性質を利用しています。

この性質を利用して行う治療で、電気の刺激で筋肉をほぐすことで、血流を促進して痛みやコリといった症状を緩和させます。整骨院だけでなく、病院のリハビリなどでも取り入れられている治療法です。

電気治療で期待できる3つの効果

電気治療を受けることで「痛みの緩和」「血行促進」「筋肉疲労・コリの解消」といった、大きく3つの効果が期待できます。

どのような効果があるのか、それぞれ詳しく解説します。

痛みを緩和する

痛む部位の緊張を和らげる効果があるとされており、痛みを緩和させる効果があります。

後述するとおり血行を促進させる効果もあるので、痛みの原因物質の排出がスムーズになることも痛みを緩和させる要因の一つです。

また電気による刺激が、痛みの伝達を防いでくれるのもポイント。ケガや事故の後遺症などの痛みを和らげられます。

血行を促進する

電気刺激により筋肉が収縮することで、血行が促進される効果も期待できます。

特に干渉電流刺激療法や高電圧電気刺激療法といった、高周波治療器を用いれば、マッサージを行えない体の深部の筋肉にまで作用して血管を拡張できると考えられています。

もちろん低周波治療でも血行促進の効果はあるので、電気治療の種類に関わらず血行促進を期待することが可能です。

筋肉疲労やコリを解消する

筋肉を収縮させることは、血行促進だけでなく筋肉疲労やコリの解消にもつながります。

例えばスポーツ後の痛みや筋肉疲労を除去したい場合や、慢性的な肩こりや腰痛といったコリをほぐすのに効果的です。

電気治療が適している症状

電気治療は血行を促進したりコリを解消したりする効果があるため、幅広い症状に効果的とされています。

慢性的な肩こりや腰痛などの悩みはもちろんですが、他にも以下のような症状の改善が期待できます。

  • 捻挫
  • むち打ち
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 交通事故の後遺症治療

こういった症状や痛みに悩まれている方は、一度電気治療を試してみてください。

電気治療の主な種類

ひと口に電気治療といっても、いくつかの種類があります。電気の種類や強さを変えることで、症状に適した治療を行うことが可能です。代表的な5つの種類を紹介します。

TENS(経皮的電気刺激療法)

TENSは、一般的に低周波治療と呼ばれるもので、鎮痛を目的に行われる療法です。

痛みのある部分に、電流を流して痛覚の伝達を防いで鎮痛したり、筋肉のコリをほぐしたりすることができます。家庭用の電気治療機器としても普及していますが、人によっては皮膚に痛みを感じる可能性があります。

EMS(神経筋電気刺激療法)

EMSは、筋肉や運動神経に電気刺激を送ることで、筋収縮を起こして、筋力増強や痙縮抑制などのために行われる療法です。

筋肉の機能向上に有効な施術の一つで、事故や手術後など自ら運動するのが難しい場合のリハビリなどにも用いられます。

マイクロカレント療法(微弱電流療法)

マイクロカレント療法は、人間の体に流れている「生体電流」に近い微弱な電流を使って、ケガや痛みの回復を早める療法です。

傷を負った細胞が、修復時に微弱な電流を流して修復を早めることを応用して、ケガや痛みの早期回復を促します。

スポーツ業界でも広く取り入れられている手法で、選手の負傷を癒すのに活用されているので、スポーツや運動で痛み・不調を抱えている方におすすめです。

干渉電流刺激療法

干渉電流刺激療法は、皮膚抵抗の少ない中周波を利用した治療法で、体の深部まで届き筋収縮を起こさせることで、痛みを和らげる効果が期待できます。

電流が2つ以上ぶつかることで干渉が起こり、新たな電流を生み出す性質を応用したもので、筋収縮によるポンピング作用で血流を促進して痛みの原因物質を除去します。

中周波は皮膚抵抗が少ないため、痛みを感じにくいのがポイント。低周波治療は痛くて怖いという方でも受けやすい治療法です。

Hi-Volt療法(高電圧電気刺激療法)

Hi-Volt療法は、複数の効果が期待できる療法で、主に痛みの改善・筋力強化・創傷治癒・むくみ改善などが挙げられます。

高電圧を用いることで、低周波・中周波療法よりも、体の奥深くまで作用を及ぼすのが大きな特徴です。高電圧を流すことで刺激が大きそうに思えますが、何度も瞬間的に流す治療法なので、刺激を感じにくくなっています。

【まとめ】

整骨院の電気治療は症状に応じた種類がある

整骨院で受けられる治療法の一つである電気治療は、体に電流を流すことで、痛みの緩和や血行促進、筋肉の疲労・コリを解消させる効果が期待できます。

ひと口に電気治療といっても、複数の種類があり、得られる効果もさまざま。整骨院では悩みに応じて、適切な機器を使い分けることで治療します。

交通事故の後遺症やスポーツなどでのケガ、慢性的な肩こり・腰痛などで悩まれている方は、小林整骨院へ相談してみてください。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com