整骨院と病院で迷ったらどっちに行くべき?捻挫を例に解説!

2023.9.20 重要おすすめ記事

「腰が痛い…」
「足をひねったかも…」

といった際に「整骨院と病院どっちに行くべき?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

整骨院と病院それぞれの特徴を把握することで、どのように使い分けるのが正解なのか把握できると、適切に使い分けられるようになります。

整骨院と病院で迷ったら、どちらに行くべきなのか「捻挫」を例に解説します。

小林整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。

目次

  1. 整骨院と病院(整形外科)の違い
  2. 捻挫したときに整骨院と病院で迷ったらどちらに行くべき?
  3. 整骨院と病院を併用するのは問題ない?
  4. まとめ

整骨院と病院(整形外科)の違い

整骨院と病院(整形外科)両者の特徴・違いを把握しておくと、どちらに行くべきかある程度の判断が付くようになるでしょう。

整骨院と病院それぞれの特徴を解説します。

整骨院の特徴

整骨院は、国家資格である「柔道整復師」を持ったスタッフが施術を行うのが特徴で、捻挫や打撲などに対する施術や骨折、脱臼に対する応急処置を受けられます。

一般的な病院と同じく、健康保険・労災などを利用できます。

保険対応の施術は手技療法・物理療法・運動療法・整復法・固定法に限られ、その他の施術がある場合は健康保険適応外です。

整形外科との大きな違いは、レントゲンやMRI検査などは行えず、処方箋も出ない点です。痛みを取り除いたり、動きの制限の改善のための施術にフォーカスされています。

整骨院は痛みの原因にアプローチするため、痛みの原因がどこにあるのか突き止め、痛みが出る前の状態になるよう対処してくれます。

整骨院は

  • 精密検査は不要
  • 病院で異常なしと診断されたが症状が改善されない
  • 交通事故後の治療を行いたい
  • 痛みの原因を改善したい

といった人におすすめです。

病院(整形外科)の特徴

病院は、医師が骨や筋肉、靱帯といった運動器に対し診断・治療を行う医療機関です。

レントゲン撮影やMRI撮影などの画像診断や、注射、投薬、手術といった治療から、リハビリや電気治療などの物理療法まで、幅広い治療を受けられるのが特徴です。

整骨院では「診断」を確定できません。そのため診断書が欲しい方は、病院がおすすめです。

また下記に当てはまる人も、病院が適しているでしょう。

  • 基礎疾患や持病、既往歴がある
  • 痛み止めなどの薬を処方して欲しい
  • 精密検査を受けたい

こうした病院の特徴を踏まえた上で、どちらに行くべきか検討してください。

捻挫したときに整骨院と病院で迷ったらどちらに行くべき?

整骨院と病院ではできること・できないことがハッキリと分かれていますが、ご自身がどちらに行くべきか判断がつかない方もいらっしゃるでしょう。

整骨院・病院どちらを利用すべきかはケースバイケースなので、判断が難しく悩みがちです。捻挫の場合を例に、どちらに行くべきか解説します。

捻挫なら整骨院でも施術が可能

捻挫は整骨院でも施術可能なので、整骨院・病院どちらを受診しても問題ありません。

整骨院は捻挫をはじめ打撲や挫傷などの処置が可能で、骨折の疑いがある場合でも保険適用で応急処置してもらえるため、まず整骨院に行くというケースも多くあります。

もし骨折や脱臼が疑われ整骨院で対応しきれない場合は、適切な応急処置の後、整形外科の紹介状を作成してもらうことも可能です。

また薬の処方を行っていないので、薬に頼らず痛みを軽減させられるのもポイントです。

整骨院はリハビリサポートの技術が高く、来院者に合わせたカウンセリングを行ってくれるので、痛みが改善されるまでしっかりサポートしてもらえます。

事前に口コミを確認しておくと、多くの整骨院の中から、あなたに合った整骨院を見つけやすいでしょう。

診断書・精密検査・処方薬が必要なら病院へ

診断書が必要な場合や、精密検査を受けたい場合は病院を受診するのがおすすめです。

捻挫に限らず診断書を出せるのは、整形外科をはじめ医療機関の医師のみです。例えば交通事故で医師の診断書を提出する必要がある場合など、診断書が必要であれば病院へ行きましょう。診断書を出してもらい許可が取れれば、交通事故後の施術を整骨院で行うことも可能です。

また痛みが激しく捻挫ではなく骨折の疑いがある場合など、精密検査を受けたい場合も病院がおすすめ。レントゲンやMRIなどで、しっかりと検査してもらえます。

あまりに痛みが強く耐えられない場合、病院であれば痛み止めを処方してもらえます。整骨院では薬を処方できないので、痛み止めが欲しい場合も病院がおすすめです。

整骨院と病院を併用するのは問題ない?

整骨院と病院を併用するのは問題ありませんが、はしご受診や重複受診になってしまうと、健康保険の適用外となり自費負担となってしまうのがデメリットです。

はしご受診・重複受診とは、以下のようなもののことで、該当すると保険適用外となります。

  • はしご受診:同じケガで同月内に、2カ所以上の整骨院で施術を受ける(※応急手当ては除く)
  • 重複受診:医師の同意なく、同じケガで病院と整骨院の両方で治療を受ける

整骨院と病院の併用は可能ですが、実費負担となってしまうため、治療費が高くなってしまうことには注意が必要です。

まとめ

整骨院と病院どちらに行くべきか迷ったら、今回ご紹介した内容を踏まえて、ご自身のニーズに合う方はどちらか考えましょう。

例えば整骨院は

「精密検査は不要」
「病院で異常なしと診断されたが症状が改善されない」

という人におすすめです。

処方箋や薬をもらいたい人・精密検査を受けたい人には不向きです。整骨院・病院それぞれの特徴と違いを把握して、あなたに合った方へ通院しましょう。

監修者:小林英健院長
株式会社KMC小林整骨院グループ 総院長 株式会社KMC小林整骨院グループ(所在地:大阪府八尾市 代表:小林英健)は、「小林整骨院」を1985年11月に大阪府八尾市で開業(現:あすなろ整骨院北本町)。現在では全国に42店舗展開し、全グループ院の延べ来院患者数は1300万人を超えています。「スポーツ活法」というトップアスリートの心身ともにサポートするための新療法を実施。治療できる領域の幅を広げて様々な治療経験を積むことで、すべての患者様・アスリートを癒し、スポーツ界や地域社会に貢献することを目指します。KMC小林整骨院グループ オフィシャルサイト(https://www.seikotsuin-kobayashi.com